皆さんは『介護』と聞くと、
どのようなイメージが思い浮かびますか?
よく巷で耳にするのは
『臭い』、『汚い』、『キツイ』の『3K』や、
『大変なわりに給料が安い』、
『時間が不規則』
でしょうか…(@_@;)
個人的に、
『臭い』は慣れます(麻痺?)
『汚い』も慣れるし、技術があがれば大丈夫!
『キツイ』はある程度仕方ありませんが、
技術が上がると少しは楽になります。
(ボディメカニクスなど)
なので、十年以上介護に携わってきた私の
個人的な意見としては、一概に『3K』とは
言えない気がします☆
時々耳にして、心外だと思うのが、
『不景気で会社が倒産した時の為に、
ヘルパー2級くらいは持っていた方がいいよ』
というセリフ…(/_;)
病院や施設などにも時々、
そういった安易な考えで入職してきては、
急に出勤してこなくなって案の定、
退職にされる方がいらっしゃいます。
やはり、どこの業界でも同じだと思いますが、
それなりの志を持っていないと厳しいですね。
以前、町田市介護人材開発センターの
介護実技講習会(基礎編)に参加した際、
大妻女子大学 人間関係学部教授の佐藤 富士子 先生が、
非常に興味深い話しをして下さいました (@_@;)
『時々、勘違いしている方がおられますが、
介護は誰にでもできる仕事ではありません!』
『知識は学べば身につきます、
技術も時間と回数を重ねれば身につきます』
『ただし、介護者にとって最も重要な
人間性だけはどうしようもありません』
『介護を受ける側の気持ちを汲み、
相手に寄り添う心がなければ、
いくら知識や技術を身につけても、
心の通った介護はできません』
と、おっしゃっていました。
であるならば、
優しく、相手に寄り添える人間性を
兼ね備えた方なら、今現在の介護技術や
介護知識にあまり自信がない方でも十分に
『介護の素質』があると言っていいのでは
ないでしょうか?
(^-^)
精神科・高齢者心療内科・訪問診療