先日、「間もなく梅雨入りしそうです」と、
お天気予報のお姉さんが言っていました。
梅雨入りと聞くと、私の中では
「脱水間近」、「熱中症間近」
というイメージが湧いてしまいます…(@_@;)
なぜなら去年は節電によって、
熱中症で病院に搬送される人が続出しました。
散々、TVやCMで
「節電にご協力ください」 と煽っておいて、
搬送される人が増えたら、
「無理はしないでください」
「塩分や水分もしっかり採りましょう」
などとフォローします。
遂には熱中症によって死亡者が出てしまいました…。
ある日のTVでは、
「熱中症は抵抗力や体温調の難しい高齢者がなりやすい」
と言っていました。
数日後、高齢者ではない人が「帽子」をかぶって、
「塩飴」と「水分」をしっかり採っていたにも関わらず、
熱中症で倒れてしまったと、
TVで観ました…(゜-゜)?
その翌日、どこかのお医者さんがTVに出演していて、
「熱中症は年齢に関係なく、気をつけましょう」
「塩分、水分、しっかりと食事を採り、十分な休息をとりましょう」
「また、外出する際には帽子をかぶるなどして、
強い日差しに注意しましょう」
と言っていました。
世の中には優秀な人材が大勢いるはずなのに、
何故、
節電を呼び掛ける時、安全対策も一緒に行わなかったのだと…。
熱中症で倒れる人や、亡くなってしまう人が出ることは
予想できたでしょうに…。
非常にフラストレーションが溜まったことを思い出します。
今年も予想どおり節電が求められています。
しかし、現在TVでは
「原発停止か再稼働か」
「電気料金の値上げ」
「消費税の増税」
など、熱中症の話題は少ないと思います。
タイムリーな放送も結構ですが、
昨年の悲劇を繰り返さないための放送も
してほしいと切に願います。
精神科 高齢者心療内科 訪問診療