朝一に車に乗ろうとすると、車高が低くエアサスの故障表示がメーターに出るとの事でご入庫頂きました。
点検の為にリフトアップすると、(ピュー)とフロントよりエアーが抜ける音がします。 w220のいつものヤツです。
フロントのショック上部の樹脂部分が劣化しヒビ割れを起こし、ヒビ部分よりエアーが漏れてきています。
対策前の車両はメーカーよりリペアキットが出ており、修理可能です。
まずは、樹脂部分を砕いていきます。
その後、特殊工具を使用してエアサスの上部のキャップを取り外します。
下写真の左のパーツが取り外した部品。
右の部品が新品パーツです。
部品を取り付けして、樹脂を削った部分をタッチペイントして完成。
診断機にてフォルトコードのクリアをし、エアマチックのシステムテスト。
各部に漏れがないか、正常に機能しているかを確認。
試運転をして、最後に一晩放置・・・
車高が下がらないことを確認してご納車致しました。
のちらの作業は、対策ショックアブソーバー前の車両に対しての作業ですので、対策後のシャックアブソーバーには作業できません。
今回のお客様の様に気になったときに、直ぐに点検に入れて頂くと修理費用を最小限に抑えられます。
そのままの状態で乗り続けると、常にエアーが抜けては補充されの繰り返しで、コンプレッサーが常に稼働してしまうので、モーターの焼きつきが起こりコンプレッサーがダメになる。ダメになると車高が上がらずエアサスが落ち、エアサスのバルーンが潰れ振動などでバルーンが擦れて穴が開いてしまい、ショックも交換・・・
◯十万もの出費になってしまいます。
症状が出ていなくても、樹脂部分にヒビが入っていたら要注意です。
大惨事になる前に、お気軽にご相談ください。
作業終了です!