家事全般、料理、洗濯、片付け、掃除、裁縫、たたんだり、アイロンをかけたり・・・
そういう全般、どれも完璧にほこれるものがない
センスもない、それなりには出来るけど
これだけは長けているというものがない
そこに楽しさをみいだしても、スキルは平均値以下
私だけだろうな、こんな人
その出来の悪さには、比べての仕方がないが
結婚をしたり、子供を産み育てることも
しない方が良かっただろうか・・・と考えていた。
誰もが一度は投げ出したくなり、陥る環境だと思う
そんな中、高校生の息子から「学校で先生とこんな話をした」と相談してきた
細かいことは、この場では書くことができないのだが
最後まで話を聞いたとき、胸が熱くなった・・・。
その時に私の中にあるものは、子供の気持ちに寄り添える共感力という武器だった。
息子の会話の中では、何人かの登場人物が出てくるのだが
【希望した高校に合格、新しい生活がスタートに胸を躍らせる】
これは順風に聞こえるが、対人間。
中学生とは違った心の悩みが出てきて、葛藤をしていた
親ではなく友達関係が優先になる環境の中で
息子はとっても苦しんでいた。
やりたい部活が出来ないいらだち、
そこに絡んでくる人間関係
小さな胸で、張り裂けそうな思いで悩んで・・・。
私は話を聞くことしかできないが、その状況を踏まえたうえで、こう伝えた
「やらなくていいことをやめる、どうやったら好きな野球を出来るか考える」
そうやって、息子は数日悩んでいた
でも昨日は晴れ晴れとした顔で私の所にやってきて
「僕、野球やる、甲子園でる

一時期、ボクシングを習いたいとか、高校では野球はやらないとか
相当揺らいでいた。
中学で硬式野球もやっていた
でも志半ばで挫折
それでも私は、支え続けていた
一番多感な時、一筋縄ではいかない
昨日はこうやって前を向くこができたのは
息子は「人に対して敬意をはらえる」 そのマインドだけは培ってきた
相談した相手も、息子の事をわかってくださる経緯をもった先輩で
その先輩の一言も、親としては涙が出るくらい愛ある言葉だなって。
家族から、そういう愛情をもらっているからこそ
人に対しても、愛のある声掛けができるんだなって
私では伝えることができない事を、息子の本質をわかって伝えてくださった
ありがたい存在です。
そして先生方も。
兵庫県は高校の受験の学区が広がったことに伴い
遠方から来る生徒が部活動を楽しむことが出来ない環境になってしまった現状があり
メンバーも非常に後ろ向きでした。
それを何とか打破するべく
息子が立ち上がり、無理を承知で相談をしに行きました。
それが功を奏しました。
でも、そこには気持ちを理解してくださる周りの方々の
理解がそこにはありました。
その高校に行くことが出来て本当に良かったと思ったことと
つらい時こそ寄り添ってくださる「愛」
に心から感謝です
しんどいけど、みんなで目指していく楽しみが
私たち家族も共有できます!
私は目に見えない「愛」にいつも支えてもらっています
主婦としての出来は悪いですが私の取り柄って
人に共感、寄り添う、人の思いを最後まで聞く
否定をせずに、ではどうしたら実現が可能になるか?
のスキルは誰にも負けません。
自分が悩んでいるとき、相談する相手って
自分の事を共感してくれて、このひとなら私の事をわかってくれている
って思う相手にしか相談はしない。
もしこんな多感な時に、バッサリ切られたら・・・。
いい顔に見えるかもしれませんが
共感力、そしてその人が本来やろうとしている事の背中を
押して送り出す事ができるなって
昨日改めて実感しました。