望まれずに生まれた子供を親や周囲の大人が社会から排除し、そういった子供が集まっている下賎の一部の世界。



こういった子供はどんな風に社会から排除されていくのか。



たとえば、子供の頃に、自分が望まれておらず、否定されていることに子供が気づき、親や周囲にたいして素行が悪くなる。


こうなっている子供にたいして、親が地域の寺などに連れて行く。


子供はそこで寺の住職などに諭され、親がいかに子供を心配しているのかということを知り、以後、親の言うことをよく聞くようになる。



この、親に寺に連れて行かれるという行為が、親が子供を自分たちのところから排除するということにつながり、寺の住職に諭されるという行為が、子供に誤った自己肯定感を植えつけるという行為であると思われる。



そして、それ以後、子供はそこの世界に管理されて生きていくことになるんであるけれど、そこでは寺の住職やら、学校の教員やらがそういった子供の面倒をみていると思われ、なにかしら子供にたいして諭し続けていくようである。


であって、そこにいる子供たちは、その大人たちの言うとおりにしていくんであるけれど、自分たちが考えて自分たちの人生を生きるというようなことはまったくないようである。



そして、そういった大人たちの言うことを聞かず、大人を悩ませるような子供は、その大人によってさまざまな制裁を受けていくと思われる。



それはたとえば、そこから社会に送り出され、世間の目にさらして、社会から制裁を受けるように仕向けるとか、そういったことである。



そして、そういった子供が社会に出たとき、その子供を利用して悪事を働こうとする大人などに出会ってしまうということであろうと思われる。



つまり、悪い人がたくさんいる社会に、右も左もわからない子供を放り出すんである。


これが、こういった世界にいる子供を面倒みている大人の、子供にたいする制裁であると思われる。




そして、この子供は、当然誰からも守ってもらえない。


であって、悪事に利用されたり、最終的に犯罪をおこしたりしてしまうということである。