当時18〜20歳で構成されていた、僕たちのバンドは全員が絶賛中ニ病でしたね。
先に言っておくと、40を目前にしてもまだ自分が中ニ病であると同時に、それが死ぬまで青春なんだと思い始めています。

初のデモテープ作品のタイトルが、

『SAMURAI OF LAST』

ビジュアル系に分類するお化粧バンドではあるまじきタイトルですね〜。
自分達がやれば新しい‼︎
という、謎の根拠のない自信がそのタイトルを決定付けてしまいましたが、当時反対するメンバーも誰もいませんでした。

発案者は拳君だったと記憶していますが、彼こそが本当の最後の侍だったのではないでしょうか。
二年ほどしか在籍してなかった彼ですが、数々の代表曲を残していってくれました。
何故辞めた後の人の曲をその後もやるのかと、自問自答した事もありましたが、彼の作品はシンプルでわかりやすく、在籍メンバーもその代わりになる曲を作れなかったのです。

彼自身辞める時に、今後も俺が作った曲をやってくれと、言ってくれていたので、みんな素直にその言葉を間に受けて、いいモノはいいというスタンスで解散までずっとお世話になりました。

古い曲から順に当時の思い出と共に綴っていきたいと思います。