計算だと10週目。
そう、前回の妊娠で「流産」と言われた10週目。
憂鬱というより、白か黒かの宣告を受けるような
ドキドキした気持ちで 病院へ向かう。
もう、言われる前にスタスタパンツを脱ぎ、
相変わらず 無言で「ブスッ」と超音波を刺す医者。
今回は、シャーッと目隠しのカーテンを
開けられることはなく、服を着るように言われる。
またまたポイッと 超音波写真を投げられ、
その写真を手に取ると、
ぼんやり赤ちゃんの形をしたモノが写っていた。
「最終月経日から行くと、6月7日が予定日だから。
帰りに分娩予約取って。
あと次までに母子手帳もらってきて。」
説明がないので 質問すると、
何も異常はなく、育っているとのこと。
ほっとした。
嬉しかった。
2度目の妊娠が分かってから 1ヶ月と少し、
晴れることのなかった暗い気持ちに
雲の切れ間のような光がさして、
ここで初めて、「嬉しい」という感情がわいた。
前回、面倒くさいから早く済ませたかった
母子手帳をもらいに行くのも、
今度は、早く見たい、という気持ちでもらいに行った。
ここで、初めて「おめでとうございます」と言われた。
あー、「おめでとう」なんだーー。
よかった。
相変わらず つわりはキツいし、
まだ、流産への不安が消えたわけではないが、
自分自身で「赤ちゃんがお腹にいる」と感じてもいいのだと
喜びの感情を持てたのが、とても嬉しかった。