昨日、近場のレンタル屋さんに行って「ライフ・オブ・パイ」を借りました!
てかね、近場のレンタル屋さんがDVD1枚で300円するんだけど、そんなもん?めっちゃ高くないすか……
延滞料金は1日で250円……高すぎィ!w
田舎だから相場が分からないんですよね。
それはともかく、まぁライフ・オブ・パイ見たんですよ。
以下ネタバレ。
初めは、「なんかトラと漂流したって書いてるから、どうにかして生き残るというサバイバル的な話なのかなぁ?」と思ってたのですが、そういう単純な話ではありませんでした。
初めの部分はパイの幼い頃の話をづらづらと語っているわけですが、かなり宗教との関わりを強く描いていて、この物語は宗教が大きなカギとなっています。
そういうわけで、始めは宗教をつらつらと語っていたので「なんだこれ?」と思って、とにかく分かりづらかったんです。
一緒に見ていた母親はその時点で寝てしまいました…
しかし、物語が進むうちに、ほほぉと魅入られていき2時間がとても短く感じましたよ。
まずパイが語ったのは2つの物語。
おそらく2つ目の物語が本物かと思います。
ミニョネット号事件という、漂流した船員が年少で衰弱した「リチャード・パーカー」を殺して食べた……という事件があります。こちらはWiki↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
漂流して、生きるために人を食べる…船員を食べるというのは、今回のパイの話ととても似ています。
そしてそれを示唆するものがあります。それは、トラの名前が「リチャード・パーカー」なのです。
というかこんな考察は調べればたくさん出てきますよね;;
下手な私のを見るより上手な人の考察を見た方がナルホドねと思えると思います。
コックは船員を殺し食べ、母親を殺し、そして次にパイがコックを殺し食べた。
ベジタリアンであるパイがいつの間にか人食していたのですね。
その罪に囚われ続けながら漂流していた、そのパイ自身の心の葛藤が「トラ」として現れたのではないかと。
イカダに乗るパイは理性の象徴であるパイ、ボートに乗るトラが、人間の本能的、野性的、暴力的な一面を象徴したパイではないかと思います。
そしてパイは、自分のした罪――自分の凶暴性をトラという恐ろしい動物に置きかえることで、自分を正当化したかったということではないでしょうか。
自分の罪を受けいられなかった。
しかし絶命しかけた前に、トラとパイが寄り添うシーンがあります。そこでパイの自分の理性と本能がお互いに近づけたのかと思わせました。
途中に漂着した島は、ミーアキャットのたくさんいる島。
ミーアキャットはウジ虫を表していて、絶命しにかけたパイはそこで食べることが出来ずにいた母親の死体に手をつけてしまう、という考察がありました。
確かに。そう考えても納得がいきますね。
しかし、私的には、あの島はやはりパイの妄想というか、現実逃避の島だったんじゃないかなぁと思います。
あの島の最初の印象はとても良い島で、パイも楽しそうにしている場面がありました。
そのままここに居たいという想いも出てきた所で、その島が人を死なせる島だと知り、もう一度旅に向かう。
つまり現実逃避せずに、現実を見つめろ、自分自身を見つめろという意味合いがあったように感じました。
それも神の試練とやらなのかな、と。
それからトラとの別れのシーン。おそらくここでトラが立ち去ったのはパイ自身が自分の罪を受け入れることが出来たからではないでしょうか。
トラという自分を正当化するモノが必要でなくなった、だからトラはろくに挨拶もせず消えて行ったのです。
人間には理性と本能があります。
結局、このパイの話にしろミニョネット号事件にしろ、世界各国で起きている人食の事件にしろ、
人間は死にかけた時には本能が勝ちます。いくら理性を保とうとしても、理性には理性を使う場面があり本能には本能を使う場面があるのですね。
もちろん、だからと言ってパイがした罪が消えるわけではないでしょう。
どんな状況であれ、人を殺したのは罪です。
しかし、その理性と本能を共に共存させていくということが、どれだけ大変なのかを考えさせられる話でもありました。
そして私達は今、たくさんの命を奪って生活しているのです。
多くの犠牲の中生きている。それが自然界の摂理ですが、人間だけは唯一食べられる側にありません。
私達は自然のサイクルから外れている。知恵が与えられているからです。
このパイの話でも、サバイバル的な要素もありました。
獰猛なトラから逃げるためにパイがとった行動は、知恵があったからこそ出来たことだったと思います。
人間の知恵を使って、パイは立ち向かいました。
それが動物的な本能との違いである理性の優位的な部分ではないかと思います。
そんな自然に生かしてもらっている私達が、自然を壊そうとしているのだから皮肉な事ですよね。
なんだか、この話は人間の心にも訴えるし、現代人の生活にも訴えている物語のように感じましたね。
とても面白かったです。是非オススメした映画です。
というか、こんな風に長文の感想を書きたくなる映画です(笑)
もう1度見直したいなぁ……1日レンタルなんでもう返しちゃいましたけどね。
それにしても1日レンタル300円て高くないですか(笑)
てかね、近場のレンタル屋さんがDVD1枚で300円するんだけど、そんなもん?めっちゃ高くないすか……
延滞料金は1日で250円……高すぎィ!w
田舎だから相場が分からないんですよね。
それはともかく、まぁライフ・オブ・パイ見たんですよ。
以下ネタバレ。
初めは、「なんかトラと漂流したって書いてるから、どうにかして生き残るというサバイバル的な話なのかなぁ?」と思ってたのですが、そういう単純な話ではありませんでした。
初めの部分はパイの幼い頃の話をづらづらと語っているわけですが、かなり宗教との関わりを強く描いていて、この物語は宗教が大きなカギとなっています。
そういうわけで、始めは宗教をつらつらと語っていたので「なんだこれ?」と思って、とにかく分かりづらかったんです。
一緒に見ていた母親はその時点で寝てしまいました…
しかし、物語が進むうちに、ほほぉと魅入られていき2時間がとても短く感じましたよ。
まずパイが語ったのは2つの物語。
おそらく2つ目の物語が本物かと思います。
ミニョネット号事件という、漂流した船員が年少で衰弱した「リチャード・パーカー」を殺して食べた……という事件があります。こちらはWiki↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
漂流して、生きるために人を食べる…船員を食べるというのは、今回のパイの話ととても似ています。
そしてそれを示唆するものがあります。それは、トラの名前が「リチャード・パーカー」なのです。
というかこんな考察は調べればたくさん出てきますよね;;
下手な私のを見るより上手な人の考察を見た方がナルホドねと思えると思います。
コックは船員を殺し食べ、母親を殺し、そして次にパイがコックを殺し食べた。
ベジタリアンであるパイがいつの間にか人食していたのですね。
その罪に囚われ続けながら漂流していた、そのパイ自身の心の葛藤が「トラ」として現れたのではないかと。
イカダに乗るパイは理性の象徴であるパイ、ボートに乗るトラが、人間の本能的、野性的、暴力的な一面を象徴したパイではないかと思います。
そしてパイは、自分のした罪――自分の凶暴性をトラという恐ろしい動物に置きかえることで、自分を正当化したかったということではないでしょうか。
自分の罪を受けいられなかった。
しかし絶命しかけた前に、トラとパイが寄り添うシーンがあります。そこでパイの自分の理性と本能がお互いに近づけたのかと思わせました。
途中に漂着した島は、ミーアキャットのたくさんいる島。
ミーアキャットはウジ虫を表していて、絶命しにかけたパイはそこで食べることが出来ずにいた母親の死体に手をつけてしまう、という考察がありました。
確かに。そう考えても納得がいきますね。
しかし、私的には、あの島はやはりパイの妄想というか、現実逃避の島だったんじゃないかなぁと思います。
あの島の最初の印象はとても良い島で、パイも楽しそうにしている場面がありました。
そのままここに居たいという想いも出てきた所で、その島が人を死なせる島だと知り、もう一度旅に向かう。
つまり現実逃避せずに、現実を見つめろ、自分自身を見つめろという意味合いがあったように感じました。
それも神の試練とやらなのかな、と。
それからトラとの別れのシーン。おそらくここでトラが立ち去ったのはパイ自身が自分の罪を受け入れることが出来たからではないでしょうか。
トラという自分を正当化するモノが必要でなくなった、だからトラはろくに挨拶もせず消えて行ったのです。
人間には理性と本能があります。
結局、このパイの話にしろミニョネット号事件にしろ、世界各国で起きている人食の事件にしろ、
人間は死にかけた時には本能が勝ちます。いくら理性を保とうとしても、理性には理性を使う場面があり本能には本能を使う場面があるのですね。
もちろん、だからと言ってパイがした罪が消えるわけではないでしょう。
どんな状況であれ、人を殺したのは罪です。
しかし、その理性と本能を共に共存させていくということが、どれだけ大変なのかを考えさせられる話でもありました。
そして私達は今、たくさんの命を奪って生活しているのです。
多くの犠牲の中生きている。それが自然界の摂理ですが、人間だけは唯一食べられる側にありません。
私達は自然のサイクルから外れている。知恵が与えられているからです。
このパイの話でも、サバイバル的な要素もありました。
獰猛なトラから逃げるためにパイがとった行動は、知恵があったからこそ出来たことだったと思います。
人間の知恵を使って、パイは立ち向かいました。
それが動物的な本能との違いである理性の優位的な部分ではないかと思います。
そんな自然に生かしてもらっている私達が、自然を壊そうとしているのだから皮肉な事ですよね。
なんだか、この話は人間の心にも訴えるし、現代人の生活にも訴えている物語のように感じましたね。
とても面白かったです。是非オススメした映画です。
というか、こんな風に長文の感想を書きたくなる映画です(笑)
もう1度見直したいなぁ……1日レンタルなんでもう返しちゃいましたけどね。
それにしても1日レンタル300円て高くないですか(笑)