【ラグビー】慶大、史上初の女子選手誕生へ!入部切望受け女子部新設検討
スポーツ報知 2月20日(金)7時5分配信
1899年に日本初のラグビーチームとして創設された慶大ラグビー部が、史上初の女子選手誕生へ動き出す。今春、総合政策学部に入学する島根・石見智翠館高女子ラグビー部前主将のBK青木蘭(18)が、ラグビー部への入部を切望している。渡瀬裕司ゼネラルマネジャー(GM、51)は19日、横浜市内で行われた新体制発表会見で「何らかの形で彼女の希望に応えたい」と、女子部の新設など女子選手の受け入れを検討する考えを示した。
日本ラグビーのルーツ校で116年の歴史を誇る慶大を始め、早大、明大の“伝統校”で、これまで女子選手が在籍した例はない。しかし慶大は青木の入部希望を受け、渡瀬GMは「日本ラグビーの先駆者としては女子ラグビーも検討すべき。どうせやるなら、早稲田、明治より先にやりたい」と前向きに語った。
神奈川県茅ケ崎市出身の青木は、実家を離れて女子ラグビー部がある島根・石見智翠館高に進学。2年から主将を務め、13、14年の全国高校選抜大会(7人制)で連覇。14年にはMVPにも選ばれた。
「持ち味は元気と明るさ、そして負けず嫌い」という18歳。スピードあふれるタックルを武器に20年東京五輪出場を目指す。今春からは元日本代表の四宮洋平監督(36)率いる7人制女子チーム「フェニックス」で活躍しながら、161センチの小さな体で「女子ラグビーの『道』をつくっていきたい」とタイガー軍団でのプレーも夢見ている。渡瀬GMは「彼女が慶応の学生になってから、大学側も含めてどうやっていくか話し合いたい」と語った。
16年のリオデジャネイロ五輪から男女7人制ラグビーが正式種目に採用。女子の普及・強化はラグビー界にとっても大きな課題だ。慶大では91年にホッケー部、06年にサッカー部が女子部を新設した例もある。同GMは「五輪種目になり、ラグビーをやりたいと言う女の子も増えると思う。女子ラグビーをやらないという選択肢はないのではないか」と女子部の新設にも言及した。18歳の少女の夢が、116年の歴史を塗り替えるかもしれない。(勝田 成紀)
◆大学ラグビー部の女子選手 規約上は女子選手も公式戦に出場できるが、けがの危険性もあり出場の可能性は低い。慶大以外では、1911年創部の同志社大で2012年に入部したSH堀内春香(3年)。関東リーグ戦の立正大には、女子7人制日本代表で活躍する鈴木陽子(3年)ら10人の女子部員が在籍。大学選手権6連覇中の帝京大の川崎桜子(3年)は選手で入部したが、1年生の秋の女子大会で負傷し現在はレフェリーに。
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