この世で一番好きなものの一つ。
それが 「風」 だ。
なぜかはわからないが、昔からずっと風が好きなのだ。
小さな海の町で生まれ育ち、いつも潮風に吹かれていたからだろうか、
とにかく風が好き。
地元福岡は昔は台風の通り道で、毎年2つ.3つの台風は当たり前だった。
その台風の時、雨がないときは決まって家の前にでて、その強い風を体に受けて楽しんでいた。
台風がよく通るので、人生で台風の目を2.3度見たことがある。
あの世界は何とも言えない神秘的なものだ。
雲で覆われた空に、ぽっかりと丸い青空が空いている。
「台風の目」だ。
そのときは、そこだけ明るく風が一切なく、また台風の為外を走る車も人もない。
だから、静寂が世界を包む瞬間が出来上がる。
その後、また少しずつ風が強くなり、いつもの台風に戻る。
今日は台北も風が強い。
すっかり秋の陽気で、雲は高く、風も強めに吹いていた。
夕方になればもう肌寒く感じる。
その風を受けてバイクを走らせると、本当に幸せを感じる。
バイクに乗りながら出てくる言葉は
「かみさま~~」
なぜか自然とその言葉が連続して出てくるのだ。
ちょっと離れた海や目の前の山の匂いなどが私を包む。
このまま死んでしまいたいと感じるくらいの心地よさ。
こんなことにも幸せを感じることのできる自分の人生は本当に恵まれている。
有難いものだ。





