砂糖ときどき潮 -19ページ目

微温湯


当然
好かれる方がラク

気分は良いし
身分は高いし
不安はないし
満たされるし

そうやって
安易な方に逃げてきた

そんなあたしが
人を好く立場になった



でも
体質は治らなかった


自らその地位を捨て

また
ぬるい欲望の中に
身を戻した


やっと落ちた恋だったのに




男とキスする度に
Hする度に

愛しい君の顔が薄れて



もう


見えなくなった