昨日は「絵本テキストグランプリ特別講座」に登壇させていただきました。
私は「要らない言葉、入れたい言葉」と題し、1冊の絵本を通して、こだわった言葉の数々とそれぞれの理由をお伝えしました。

かさいまりさん、山本省三さん、上野与志さんという大先輩方と3時間半。学びの多い時間でした。
対面、オンラインともに、たくさんの方にご参加いただき感謝申し上げます。
オンラインの受信状況を、京都と九州からリアルタイムで報告してくれた、親愛なる作家仲間の恵茉さんと悦子さんにも大感謝です。

 

 

 

 

キッチンツールをリニューアル中。
窓辺に立ててあるのは、今さらながら初めてのティファール。取っ手が取れるってラクチンですね。

キャニスターの右は、元々持っていたもので食洗機の洗剤入れに。左は新たに購入し、ちょっとしたゴミ入れに。ムーミンが好きなのではなく、北欧の老舗食器ブランド「ARABIA」が好きで、同社のアイテムにムーミンが描かれがち。

ミルクパンは、野田琺瑯の「NOMAKU」。とんがった注ぎ口が使い易く、同じ形の白を使っていたのを黒に買い替え。キッチンが引き締まります。

鍋つかみは、マリメッコのウニッコ柄をモノトーンで。オタマやフライ返しは、シリコン製で使い勝手抜群の無印良品。鍋の蓋はイケアのものが、とにかく軽くて洗いやすい。アルコール除菌剤はジェームズマーティン、洗剤類のパッケージデザインはとっても大切。どれもオススメです。

 

 

 

 

第7回絵本テキスト創作塾は、世界文化ワンダーグループの川島光代編集長をお招きして、保育絵本(総合誌)に掲載される5〜6場面のお話について教わりました。作品に求められるものなど貴重なお話の他、編集者さんが作品をよりよい方向へと導いていく様子なども窺い知ることができました。
私からも5〜6場面のお話の書き方のポイントを伝授。川島編集長に、受講生が作品を提案できるコンペ形式の機会をいただいたので、みんなで掲載を目指します。

そのほか、私の講義では「言葉磨き」を。私が読み札を書いた「あいうえおかるた」を使い、簡単な言葉も組み合わせ次第で面白い世界が描ける、思いがけない感情が生まれる、その一例をお伝えしました。さらには持ち込みのマナーなども。
残り3回。創作の道は厳しいけれど楽しい!みなさんの弱点などを埋め、それぞれの持ち味を生かしていけるよう、濃密な講座を目指します。

 

 

 

 


ブックハウスカフェで、18日(土)の絵本テキストグランプリ特別講座の打ち合わせ。そのあと来年1月17日(水)からの『おしえて! あむあむさん』原画展の打ち合わせ。
画家の浅野みどりさんによる完璧な打ち合わせツールを使って、原画展の会場イメージをみんなで膨らませておりました。

ふと見ると、真珠まりこさんの絵本『みかんのおひさま』の原画展の看板があり、思わず撮影していたら、そこに真珠まりこさんがいらして感動の再会! 
「防災安全ジャンボかるた」でご一緒した編集者さんとも久しぶりにお会いできて、さすがブックハウスカフェ。有り難い場所です。

絵本テキスト特別講座は、オンラインはほぼ満席、対面はまだお席があります。ご興味のある方はぜひ!会場でお会いしましょう。

 

原宿の東郷神社のすぐ近く、「渋谷区立中央図書館」の4階には「和田誠記念文庫」というお部屋があります。

渋谷区にあった和田誠さんの事務所を、ご遺族から寄贈いただいたという本と什器でまるごと再現したような空間で、事務所にあった本棚に、事務所に並んでいた通りに本が陳列(凄い!)。ときどき奥様の平野レミさんがいらして、面陳する本を変えているそう。
著書と装丁を手掛けた2400冊、資料として使われた貴重な蔵書を合わせると3700冊。それ以外にもまだ地下倉庫に本があるとか。

中央の大きな机は、和田さんが打ち合わせに使っていたオーダーメイド。机の脚が複雑な格子になっていて、どうオーダーしたのか想像を巡らせるのも一興。椅子に敷かれた「ゴジラ」のクッションもそのままで、入口から見て右奥が和田さんの席。生前の事務所にはその後ろに階段があり、和田さんはいつもトントントンと階段を降りてきて指定席に座られていたんだとか。

本は記念文庫のなかで自由に読むことができ、室内の写真撮影可。職員の方がいろんなエピソードを聞かせてくれます。
いつも時間がなく長居できなかったのですが、ゆっくりお話が聞けてよかった。次は読書しにいこう。
原宿のおすすめスポットです。

 

 

 

 

以前は原宿に、いまは渋谷にあるラクサのお店「シンガポール・ホリック・ラクサ」へ。
ラクサとチキンライス、原宿にあった頃には3日連続で食べたこともあったけど、今回はどちらも続けてもう1杯ずつ食べようかと思った。美味しかった〜!

 

 

 

 

以前にも紹介しましたが、マカロンで有名なパリのスイーツブランド「PIERRE HERME」には、そのパティシエであるピエールが、日本通にして食通の目利きで厳選した日本食材のライン「ピエール・エルメ」があり、密かに注目しています。

お米やお茶、海苔、瓶詰や缶詰などが揃うなか、私のお気に入りは塩。奥能登の海水のみを原材料に独自のシステムで製塩し、低温で4昼夜かけて結晶化させているのだとか。ちょうどなくなったので自宅用&友人たちの分も。ふと目にとまったジンジャーのドレッシングも買ってみたら、後味に生姜がふわっと香って、こちらもやみつきの味。

マカロンなどのスイーツのときとは、ロゴも包材も違って、片仮名の「ピエール・エルメ」が絶妙のフォントと太さで迫り来るから、新しい日本語を見た気分になるのは私だけかしら。その文字を白いマスキングテープに縦書きで入れちゃうあたり、パリのエスプリよね〜。かなわない。

オンラインでも購入可、ギフトにもオススメです。

 

 

 

 

先日の仕事は、九段下で撮影立会い(大人向けの雑誌の特集で私の私物などを)からの、市ヶ谷で絵本にサイン。

有り難いことです。

 

 

 

 

自著の新刊絵本
『おしえて!あむあむさん』が出ました。

ひつじのあむあむさんは、森のなかの編みもの屋さん。お店には森の子どもたちが毎日遊びにきます。あるとき、くまさんが着られなくなったセーターを持ってきてくれたので、あむあむさんはその毛糸をするするする〜とほどいて…。
編みものが次々と形を変える楽しさや、他者への思いやり、物を大切にする気持ちを描いた物語。毛糸を何度も編み直し、ものを長く大切にするという点で、SDGsにもつながるストーリーです。
また、子どもたちは絵本のなかで「おしえて!あむあむさん」と3回言います。その変化や成長にも、ご注目ください。

絵は、文房具などのイラストで絶大な人気を誇るイラストレーター、浅野みどりさん。動物たちの佇まい、お店の雰囲気、そして編み目がひとつひとつ描かれた編み物の風合い。巻末の「あむあむさんの どうぐばこの なかみ」も必見です。

『おしえて!あむあむさん』
 作・間部香代
 絵・浅野みどり
 世界文化社

*月刊絵本からの市販化です
是非ご覧ください!

 

 

 

 

土曜は、審査員をしている「第4回絵本テキストグランプリ」の表彰式でした(司会をしていたので写真がない…)。グランプリ作品は出版されるのですが、その他の入賞作品にも光るところがあり、いつか形になるかもしれないと期待。楽しみです。

一夜明けたら、第5回の募集開始。絵本の文章だけのコンクールです。ご興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。