さてさて、3日目ともなりますと、ようやく吐き気も落ち着いて、ちょっと元気が出てきたように思います。
吐き気が治まると、食欲も出てきます
起床時間の6時、部屋の明かりがついて目が覚めました。
目が覚めて、
あ、なんか喉が痛い…
風邪でもひいたのか…
喉に違和感を感じます
ただ、風邪をひいた時に痛くなる、扁桃腺の位置よりはもっと下の方が痛いのです。
喉の左側の方に、何かが引っかかっているような痛み…
水を飲んでみますが、普通に飲む事はできます。
何かが引っかかっているなら、水で流れるかな
など考えながら、何口も水を飲んでみますが、何の変化もありません。
痛みとしては、熱は出ないけど喉は痛いな…くらいの痛みなので、少ししたら落ち着くだろうと、あまり気にしない事にしました
でも、こんな状況下(術後の入院中)だったのなら、少しは気にした方が良かったのかもしれません
ちょうど朝ごはんだったのです。
手術前の絶食の時から、手術当日も、翌日も、ちゃんと食事ができていませんでした。
ようやく吐き気も治まり、ごはんが嬉しかったのです。
その、喜びのひと口目のウインナーが、いきなり喉に詰まりました
お茶でも流し込めないし、咳をしてみてもまったく出てくる気配もない
バカな事に、さらに飲み込んで押し流してしまえとばかりに、またウインナーを食べてしまいました。
それも追加で詰まった気がします…
ちょっとあたふたしましたが、落ち着いてみれば呼吸はちゃんとできてる…
呼吸ができるなら、窒息することはない…
ナースコールでやって来た看護師さんに状況を説明しようとしても、声がでません。
かすれ声を振り絞ってなんとか伝えますと、すぐに先生を呼んでくれます。
「すぐに処置室へ行ってください!」
病棟内の処置室は、病室を出たすぐ先です。
呼吸が普通にできるので、落ち着いていられますが、これ、気管に詰まったとかだったらどんな事になってたでしょう
すでに待機していた処置室の先生が、すぐにファイバースコープを鼻から突っ込み、診てくれました。
ここまで、すごく早かった
とてもありがたいですが、鼻からのファイバースコープはめちゃくちゃ痛くて、涙ボロボロ出てしまいました
結果、喉に炎症がおきていて、詰まったように感じるのは炎症が酷くなっているからだと。
実際にモノが詰まっているわけではないのだそうで…
ただ、この炎症が気管にまで及んでしまうと大変なので、ステロイドの点滴が追加されることになりました
さらにサチュレーションモニターも
トイレに行くとき、寝るとき、あの管この管、気にしながら動かねばなりません。
喉の炎症、考えられる原因は、全身麻酔の時の気管挿管のようですが、普通なら術後すぐに現れる症状なのになんで今って感じです
朝から大騒ぎしてしまいました。
声のかすれも喉の痛みも、ステロイドの点滴のおかげか午後にはすっかり良くなりました。