「315」この数字にも意味を込めて

「315」この数字にも意味を込めて

意味がわかりません!

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「…」

「…」

陳と冬樹の間に異常な空気が流れた。

今、2人は心の中でこの空気をどうにかしようとした。

だが、この空気はあまりにも重すぎてしゃべろうとしてもしゃべりにくかった。

「……」

「………」

沈黙が続く。

2人は穴からでて、焼け焦げた跡の森を歩いていた。

冬樹の家はどこにあったのかわからないぐらい、跡形なく焼け焦げていた。

お父さんやお母さん、双子の妹達はまだ見つかっていなかった。

「なぁ…」

重い空気からやっと声をだした。声を出したのは、陳だった。

「何?」

「お前の家族、探すのか?」

陳は周りを見渡しながらいった。冬樹はどうしようか迷った。

もしかしたらもう、お父さん達は山を下りて、

山の下にある町に逃げ込んだかもしれない。

もしくは、もう――――――死んでいるのかもしれない。

「おーい聞いてるのかー」

陳は下を見ている冬樹の前で手をふる。

冬樹は我に返ったかのようにぱっと陳の方を向く。

「どうしたんだー?」

「なんもないよ^^ あ、俺、探すのはやめる。」

笑いながら冬樹はいう。陳は意外そうな顔していた。

多分、冬樹が家族を探すというと思ったからだろう。

陳は一度冬樹の顔を見てから、山を降りた。

冬樹は陳の後ろについていった。


「ひゃっほーい♪」

「ちょっダメだって!落ちるって!ここの阪、急すぎでしょ!」


後ろから、2人の少女の声が聞こえる。

最初は陳も冬樹も気のせいだと思って、何故か歩くスピードを上げていた←


「莉維ー!!ダメだって!うわぁぁあ!」

「ひゅ~♪刹那、おもしろ~い!」


「…え?」

冬樹は、おもわず後ろを振り向く。

莉維と刹那。2人は冬樹の妹。

しかも、聞こえてくる声も同じ。


「アレ?莉維ー。あそこにいる人、冬樹にーさんじゃない?」

「え?嘘!?死んだかと思って十字架を地面に突き刺しといてあげたのに。」


「莉維…?刹那…?」

「冬樹?」

後ろを向いてずっと髪の毛の長い少女と後ろで髪の毛をくくっている少女を

みている冬樹を見て、不思議そうな顔で陳は首をかしげていた。

「陳…」

冬樹は陳の肩を持つ。

「何?」

陳はニコニコしながら冬樹を見る。

「逃げろ!!」

冬樹はいきなり走り始める。

「え?なんで?」

陳は冬樹の後を走ってついてくる。

「殺される!!!」

「え?」

冬樹の思いかげない発言に戸惑う陳。

すると後ろから、さきほどの少女の声が聞こえる。

「待てぇぇぇぇぇええええ!!!冬樹ィ!」

少女が突進してくるイノシシのようにこちらにやってきた。

陳は冬樹の方を見て、冷や汗を流した。

「お前、なにやったんだ?;」

冬樹は逃げるのに精一杯なのか、全く答えない。

「待てぇぇぇえ!」

陳が後ろを振り向くと、先ほどまで、100mぐらい前にいたのに、

今はもう10mも差がなかった。

そして、冬樹がドジって、転んだ。

「うわぁ!」

「えッ」

陳とその後ろにいた莉維という少女もまきぞいをくらいい転んだ。

後から来た刹那と言う少女に、陳と冬樹は逃げないようにと縄で縛られた←

END


展開が本当にわからないようになってきた・・・。

目次、登場人物 でかかれていた冬樹の気の弱いっていう設定、

どっかに吹っ飛んじゃってるし。←