幼少期からアトピー性皮膚炎で病院通い。物心ついてからの記憶は、毎朝パジャマに血と浸出液が乾き、皮膚とパジャマを剥ぎ取る作業から朝が始まった。ステロイド、飲み薬包帯に巻かれ過ごした幼少期。大きくなるにつれて、症状はやや落ち着いていたが、社会人となってからは「ストレス」という名の新しい鎧ができ、アトピー症状が再燃した。その後もずっと肌は荒れていたが、慢性化した気持ちと皮膚はどうでもいいと思っていた。しかし、子供と手を繋いだり、撫でたりそんな場面ってよくある話。子供から言われた「ママの手ガサガサで嫌」グッサリ胸に刺さった。アトピーの人にしかわからないと思うが、手が荒れていると手の曲げ伸ばしすら困難。曲げると亀裂が出来てしまう。病院へ行っても、薬を塗っても、飲んでもそう変わりはない。そう思っていたが、2024年突然出会いはやってきた。