その日は、飲み会も開催された

女の子達の輪の中にいた私の横に、お酒を持ってあの人が来てくれた

お話したかったけど、来てもらえないと思ってたから、すごくうれしかった

あの人と二人きりではなかったけど、3人で楽しく話せた

私の涙の訳を打ち明けようかずっと考えて、そわそわしていた

あの人は酔っ払ってしまったので、マジメな話は止めようと思い、結局言えなかった

夜も深まり、大人数のグループで話始めた頃、眠たくなってきて
「きつかったら、寝ていいんだよ?」
と優しく声をかけてくれた

あの人の傍に少しでも長くいたくて、だから寝たくなかったけど、話も怖い話になっていたから寝ることにした

その次の日は、できるだけあの人の隣をキープしてた

すごく楽しかった


私は、この日あの人に涙の訳を伝える為、手紙を書いた

ずっとタイミングを見計らっていたけどなかなか渡せず…

でも、チャンスがやってきたの!

なんとまた隣の座席になれた

会話が途絶えた時に、やっと渡せた

いまどき、異性に手紙を書くなんて気持ち悪いって思われるんじゃないかって不安だった

でも、そんな不安をなくしてくれる明るい反応をしてくれた

それだけで嬉しかった

手紙の内容に少し驚きながら、ふざけるあの人を見て安心した

手紙は恥ずかしいから、読み終わったら回収!

しばらくして、「もう一回見せて」とあの人が言うから、もう一回渡した

手紙を書くことへの恥ずかしさと、自分のコンプレックスをさらけ出す恥ずかしさで、ドキドキだった


しばらくして、お互いが寝ていると頭がコツンとぶつかり合ったりして、またドキドキした
なんだか、自己嫌悪に陥ってその日は元気が出なかった

日射病気味で、気分悪くもなって最悪のコンディションだった


早く寝たからか、翌日はすっきり目覚めた

あの人をずっと避けるのは、失礼だなと思って、また少しずつ近づいた

子供たちの力を借りながら…

その日の夕食、あの人は私の隣の席に来てくれた

意識的に座ったのではなくても、少なくとも避けられてはいないんだって、ホッとした

食事中、沢山ふざけたね

変顔の写真も撮ったし、私のエビのしっぽまで食べてくれたし…


一昨夜のことなんて何もなかったかのように、楽しい時間を過ごした

きっとこの時から、私の気持ちは急速に高まっていったんだと思う

この日も、同じテーブルで夕食をとることができた

あの人が、お手洗いに行ったのを狙って私も席を立った

作戦成功!
お手洗いの前で遭遇できて、席に戻る途中、レストランの庭にふらふらと出て行った私についてきてくれた

そのまま庭で、タバコを吸っていた男の子も一緒に3人で、集合時間まで話続けた

なんだか、すごく素敵な気分になっていた
それから、他に素敵だなって思う人がいたから、そこまであの人に執着はしていなかった

ただ、他の子よりも沢山お話したことがあるから、あの人のことを1番よく知っていた

きっとあの人も私のことを1番よく知ってくれていたんだと思う

それだから、ちょこっとイジってふざけ合ったりして距離の近さを感じてただけ

そんな中で私はある時、あの人の前で泣いた

あの人には、なんで突然泣き出したのか全くわからなかったと思う

他の人にとっては、どうってこともないであろう事だと思う私の弱い部分に触れられて、涙を堪えることができなかった

涙の理由は、どうしても言いたくなかった

だから、なんとなくあの人とは気まずくなった

翌朝、あの人と目が合ったけど、挨拶すらできなかった

すごく心が苦しかった

それからは目を合わせることも避けてしまった