この物語はナルシストでイケメンと自負しているニールが出会って恋した女性に必ずフラれる確定の可哀想と思いつつも思わず笑ってしまうお約束なオフザケ物語です![]()
第16話 スキー場は寒いけど俺様の愛の情熱は熱すぎて触ると火傷するぜ![]()
運命を感じた白衣の天使![]()
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シカゴ駅前の咲乱棒ホテルが大盛況過ぎで笑いが止まらないニールは休暇と次のホテルの視察も兼ねてコロラド州のベイルスキー場へ来た。
ここベイルは北米ではアスペンと並ぶ超高級リゾート地である。
「俺様に相応しい場所だぜ。ここで出会う女性とある日突然のフォーリンラブ、悪くないな。こんな俺様と一緒に過ごせる女性は幸せ者だ。ひとりで来たからいくらでも部屋に呼べるし動きやすいよな、ヘヘッ。アレの準備も万端だしな。」
ゴンドラで上がり、中級コースのブルースカイベイスンエリアのグランド・レヴュー方面のゲレンデからカッコつけてパラレルターンで滑っていたが女性を見るためによそ見をした瞬間バランスを崩し木に向かって滑っていっていた。
「ぎゃあ~死ぬ~おかあさま~
」
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「痛っ」
ニールは目が覚めた。
「ここは…どこだ?俺様どうしたんだ?」
「ドクター、患者さんが意識を取り戻しました。」
「ミスター・ニール・ラガンあなたはスキー場で木にぶつかり転倒してここに運ばれましたが覚えていますか?」
「そういえば俺様バランスを崩して…足が痛たたたた。」
「転倒による内側側副靭帯損傷です。幸いⅠ度の軽度ですので1週間程度で元の生活に戻れます。しかしお一人で来られてますし安静のためにも入院をおすすめします。」
「わかった。入院しよう。その代わりいちばん高い特別室を頼む。」
「かしこまりました。きちんとなさったお身元の方ですので手続きは後程。ご家族には連絡しますか?」
「いや、1週間程度だからしなくていい。ここの滞在は2週間だから。」
「ではお大事に。ミスター・ラガンの専属看護師のテレサに任せてます。何かあれば彼女に。彼女はとても優秀な看護師なのでご安心下さい。」
「ニールさん。私は看護師主任のテレサ・イレヴンです。よろしくお願いいたします。テッサとお呼びくださいませ。」
ニールの目には彼女がめちゃくちゃキラキラ輝いていた。
「この気持ちは…なんだ…俺様どうしたんだ
」
またもや担当看護師に一目惚れをしたニール。彼女に世話して貰えるのはめちゃくちゃ嬉しかった、がしかし唯一困ったことがあった。
それはトイレだった。トイレでさえも動くのは禁止だった。ニールはテッサにトイレに行くから松葉づえ🩼を持って来てと言った。
「ニールさんダメですよ。ドクターが一切歩いてはダメだと絶対安静と言ってるんです。トイレなら私にお任せくださいませ。」
といってシビンを持って布団をめくりあげニールに近づいてきた。
「まっ、待ってくれ。自分でするから君はただちに出ていってくれ。」
「お使いになられたこと無いと思いますので初回だけ私がします。」
「いやいや、こんなところ女性の君に見せるわけにはいかない。」
「大丈夫ですよ。今までいろんな患者さんの世話してるので。」
といって素早くニールの下着を下ろした。
「ぎゃあ~~~
」
「はい、位置はここですよ。終わったら蓋をするので教えてください。動かないで下さい。少しでもずれたら溢れますからね。はい、蓋をしましたので処置してきますね。」
そういってテッサは部屋を出ていった。
「あんなところみられて俺様結婚できないかも。」
見られなくても結婚できていないのにずいぶん都合のいい考えのニールだった。
翌朝─────
「ニールさんおはようございます。足の具合はいかがですか?血圧計ってあと湿布交換しますね。」
ニールは昨日の事が恥ずかしくてまともに彼女の顔を見れなかった。
「痛たっ。」
「あっ、すみません。さぁこれでちゃんと貼りましたから。早く治るように私がおまじないかけましたからね。」
そう言ってテッサは笑顔でニールに話しかけた。
「君は男性のあんなところ見て何とも思わないのか?」
「無いといえば嘘になります。でも仕事ですし患者さんを少しでも楽になるようになってもらうのが使命だと思ってます。後で身体拭きますから。拭いたあとに痛み止めの点滴しますからね。」
「いやいや、自分で身体ふきはするよ。」
「無理は禁物です。後でまた来ます。もっと私を頼って下さいね。」
そういって部屋から出ていった。
「女性にこんな優しくされたの初めてだ。
いつも笑顔で話してくれて...もしかして俺様の事を好きなんじゃないのか?」
ニールはだんだんそっちに考えるようになった。
テッサは毎日ニールの身体を拭いたりトイレの処理をしたり注射や点滴をするときは大丈夫だからと手を握ってから処置をしてくれるなどしてくれて完全にテッサに恋していた。彼女は自分の事に好意を持っているはずだから告白しようと決心した。数日後に退院して帰ってしまう前にプロポーズをするのだ。
夜、テッサが夜勤と知っていたニールはナースコールを鳴らした。
「ニールさんどうされました?痛むのですか?」
「気分が悪い、ちょっと来てくれ。」
テッサが向かうとニールはベッドの上で座っていた。
「大丈夫ですか?吐き気はありますか?」
「どうしようもない病にかかってしまった。」
「え?」
「君への恋の病にかかっている。治すのには僕と結婚してくれないと治らないんだ。僕の妻になってそばにいてこの病を治してくれないか。指輪は後でどんなものでも買ってあげるよ。ほら、こっちにおいで。ベッドで一緒に寝よう。」
と言って布団をめくった。
「キャー変態~」
テッサは悲鳴をあげて出ていった。
翌朝ニールの所に男性が来た。
「院長のヤブヤデと申します。ニールさん、ナースは常日頃患者さんのために一生懸命世話をしています。どんな患者さんにも平等に。あなたに特別にしているわけではないのです。申し訳ありませんが昨夜の様な事はやめていただきたい。でないと次は警察に通報しますよ。」
「そんなはずはない。テッサは彼女は僕にとても優しく笑顔でいつも接してくれるんだ。」
「だからそれは仕事だからです。あなた程の方がそんな事がわからないはずありませんよね。本日から男性の医大生のインターンにさせます。それでは。」
といって院長は出ていった。
「テッサが僕に好意が無いなんてそんな…。」
数日後、ニールは退院した。
病院中のナースはニールを避けるように歩いていた。
「ちくしょう、あの女、俺様の何がダメなんだよ。俺様の大事な所を見て触ったくせに何が変態だ。結婚したらこんな仕事しなくて良いのに。一生贅沢三昧遊んで暮らせるのに。覚えとけよ。ったくナースってロクな奴いねぇな。ナースってのは俺様の良さがわからないんだな。お前こそ俺様の良さがわかるまで入院しろってんだ。」
「ニール様、こちらでごさいます。」
退院を聞いて運転手が迎えに来ていた。
「もう2度とスキーはしない。ゲレンデのホテルの計画は無しだ。あの病院潰してやる。覚えとけよ。」
そう捨て台詞を吐いてシカゴに帰っていった。
「テッサ、あの人退院したわよ。あなた仕事できすぎるのは良いけどすぐに誤解されちゃって大変ね。」
「でも今回はめっちゃキモチ悪かったわよ。布団の中においでだって。普通は手を握るとかぐらいよ。夜勤だったし肝試しより怖かった~。2度と来ないでほしいわ。いくら大金持ちでもあんなの無理。」
「みんな、ゲレンデで骨折した患者さんが来るからスタンバイして。」
と師長が休憩室に入ってきた。
「わかりました。」
テッサはもうあんな患者は来ませんようにと祈りながら処置室に向かっていった。
終
なんとか間に合いました。今年もアホブログを読んでいただきありがとうございました。
11月から母の事でバタバタし始めてネタが浮かんでこずに今日までアップできませんでした。
自分のフォローさせていただいているブログを目には通すのですが全部の方にコメントができず申し訳ありません。
母の事で少し落ち着いてきたのでぼちぼちですがコメントしていきたいと思っています。
来年もどうか暇でどうしようもない時や時間潰しに読んでやって下さいませ。
それでは良いお年をお迎え下さい
(*- -)(*_ _)ペコリ

