先週のTVタックルで、朝鮮総連と韓国民団の歴史的和解について何人かコメントしていた。

 青山繁晴氏は、スタジオにこないでビデオ出演だった。
青山「歴史的和解と評価するということは評価してよいんですが、同時に北朝鮮に非常にしたたかな戦略としては、どうやったら取り締まりをかわすこと、あるいはゆるめることができるか。どうやったら(北朝鮮に)お金を送り続けられるかってこと。やっぱ北朝鮮としてはそれなりの抑制効果というか強制捜査が入ってくことをある程度止められると計算があってやってることですね」

 スタジオでの討論では、平沢さんがよくしゃべっていた。
民主党の原口議員。
「今度、民団とそのー、総連が非常に仲良くなられた。これはいいことだと思うけどー…」
平沢勝栄議員。
「いいかどうかわかんない。いいこっちゃないですよー」
原口「民族が仲良くやるっていうのはいいことですよお」
平沢「や、例えばですね。北朝鮮に対して、今まで朝鮮総連は、あのー、一言で言えば北朝鮮の言わば代理店みたいなものだったでしょう、ね。それに対して民団は対決してきたわけですよ」
阿川佐和子さん「はい」
平沢「それは、例えば、経済的にもふえるかもしれないし、あるいは北朝鮮に対するいろんな経済制裁とかあるいは拉致非難とかどんどん弱まる可能性がありますから」
阿川「ということは?」
平沢「そしたら、北朝鮮の応援団がどっとふえるわけですよ」
政治評論家の三宅さん
「今度の動きはねえ、民団の総連化になるんじゃないかという危惧をもってますよね」
平沢「その通り、その通り」
三宅「朝鮮総連の場合はですよ。そのー、金正日がやれーて言わなければ絶対やりませんから、こういう国はね。そうするとですねえ、やっぱり北朝鮮主導によってやられたんではないかって感じが非常にぬぐえないんですよね」

 こういう問題は、やはり平沢さんの得意分野のようである。
「総連は北朝鮮の代理店」というのが、わかりやすい言い方だと思った。

先週のサンデー毎日の広告に「戦闘モードに入った与謝野馨」と書いてあった。

前に、「朝ズバッ!」で、毎日新聞の岸井さんが、「与謝野さんも最終的に出てくるなんじゃないか?そうすると、麻垣野康三郎(麻垣康三に与謝野馨の「野」と河野太郎の「郎」を加えるとできる)になる」というようなことを言っていたが、与謝野氏の名前も時々見る。

なんとなく、宣伝につられてサンデー毎日を買ってしまったが、中身は、わりと知っていることが多かった。

まず、記事の冒頭に、アイフルの営業停止やカネボウの粉飾決算事件など最近、金融庁が所管の事件が多く、そのトップの与謝野金融・経済財政担当相が存在感を増してきた、と書いてある。

次に、与謝野氏が財務官僚の受けがいいということが書いてあり、そして、与謝野氏の今までの経歴や人脈などにふれている。

与謝野氏は、霞ヶ関やマスコミとのパイプは太いが、自民党の党内基盤が弱いようだ。

そして、結論として「福田氏不出馬という「不測の事態」に備えたカードというのが、与謝野氏の置かれた立場なのだ」ということが書いてあった。

「戦闘モードに入った」という広告文から見ると少しトーンダウンしているような感じだが、最後の結論は、政局の把握としては、妥当なところなのかもしれないと思った。

 22日のTVタックルでは、「小泉総理の3度目の訪朝・拉致問題の解決はあるのか?」というテーマで何人かの人がコメントを述べていた。

 最初に、福岡教授が登場(ビデオ出演)。
「いわゆる3回目の訪朝という、これはしかし今の南北朝鮮半島のね、この接触を見ているとですねえ、その残り4ヶ月でやめていく人になんでおみやげを渡さなきゃいけないという、このぶんは明確ですし、それ(3回目の訪朝)はおそらくほぼ消えているんでしょうねえ」

 青山繁晴氏(ビデオ出演)
「スウェーデンの首相が、あるいはスウェーデン政府が動いてから、小泉さんの動きがあるってのは、少なくとも過去2回については、ま、事実としてそうであって…」
 青山氏の発言の途中で、状況説明のナレーションと映像。
 小泉首相がスウェーデンと接触した後、拉致問題の解決が進展してきた経緯と、今回、ゴールデンウィークにも、小泉首相がスウェーデンを訪問したことを紹介した。
青山「…さきにスウェーデンとの動きがあったわけですから、この後、小泉政権が、あー、終わる9月までに、何らかの動きがあるかもしれないっていうのは、これは事実経過だけ見ていけばありえることで…」

高野孟氏(ビデオ出演)
「あー、ねらっているんじゃないですか。えー、できれば、行きたい。ま、スウェーデンと北朝鮮の関係があるわけですから、そういうパイプも使ってんのかなあ、という、これは、自分も証拠はないですが、憶測です」
 高野氏は、以前サンデープロジェクトに毎回のように出ていたが、最近あまり見てなかった。久しぶりに見たような気がする。
 相変わらずの馬面だった。

 スタジオでは、早稲田の重村教授と平沢勝栄さんが、この問題について発言した。
平沢「スウェーデンに行った最大の目的は、スウェーデン当局に拉致問題お願いすることに、で、行ったんでsうから、そいうで、スウェーデンは今話にありましたように、ものすごく、北朝鮮とのパイプが太いんですよ。ですから、その意味で言えば、私は小泉さんはいろんな形で水面下で動いていると思いますよ」
重村「あのー、まあ第3回訪朝させようと動いている人たちもいますしね。えー、だけどまあ、あのー、先ほどあのビデオにもあったように、もう9月で終わる政権ですからね、あんまりあせってやると、また、北朝鮮側にいろいろと利用されるだけですからね」

 5人の言ったことをまとめると、「水面下で動いていることは確かだが、小泉首相が9月で辞めるという状況では、実現する可能性は高くはない」ということになるのだろうか?
 ゴールデンウェーク中のスウェーデン訪問の目的が拉致問題の解決であったことだけは間違いないようである。
 今日(5月28日)のスクランブルに須田慎一郎氏が出演。
 相変わらずよく調べているし、解説がわかりやすかった。

須田「あのー、もちろん、検察側としましては、シナリオとしては要するに共謀共犯関係にあったというのが、前提ですから要するになんらかの支持、了解がですねえ、やはり堀江被告サイドにあったんだと。ただそれについて全面否認ということで堀江サイドは争ってくることになると思います」
 と、大ざっぱな見通しを示し、少しやりとりがあった後で、核心的なところの解説に入った。
須田「あのー、私はちょっとびっくりしちゃったんですが、あの、宮内被告がこういう証言をしてて、供述してるんですね。『自社株売却益の売り上げ計上がみとめられないとは思っていなかったが』と、これは違法性の認識がなかったことなんですよ。そうすると、要するに、実務の最高責任者である宮内被告がですねえ、違法性の認識がないということとは、要するに、その上のですねえ、堀江被告が違法性の認識を持ち得るということはないんですね…」
 「ないんですね」というところを強調していた。
須田「…で、なぜこうなのかというと当時のですね、えー、ファンドの、投資事業組合のえー、利益処理の会計ルールから言ってですねえ、要するに売上げ計上してはいけないというルールはないんですね。だから宮内被告はこういう言い方をしているんですが、そうなるとですねえ、そのー、法律違反に問えるかどうかというのはかなり微妙なところ、つまり、この部分ですね、やはり、えー、堀江被告サイドは100%利用してくる。そして無罪をめざしてくると思います」
 サンデープロジェクトでも、永沢弁護士が似たようなことを言っていたが、須田氏の解説の方が過不足がなくわかりやすかった。

 今日(5月28日)の午前中は、政治関係の番組をいろいろと見ていたが、森さんが「時事放談」と「サンデープロジェクト」の二つに出演していたのが印象に残った。
「時事放談」は岩見隆夫さんと渡部恒三さんとの座談形式、「サンデープロジェクト」は田原総一朗のインタビュー形式での出演だったが、「時事放談」の方が森さんらしさが出ていて、味わい深かったと思う。

 「時事放談」での主な発言。
 安倍温存論について。
「ぼくは、やっぱりもってはいますよ。うん、やっぱりもってますよ。この参議院選挙決して勝てる選挙ではありませんからねえ。どれだけ負けないですむかという選挙ですよねえ」

 安倍・福田一本化について。
「(二人とも)出るということ私の不手際ということになるかもしれませんね。場合によっては。私は別にかまわないよ、と。みんなの中には、まあ、早く私にやっぱり調整して欲しい、できれば一本化して欲しい。みんなの気持ちですよ。だからそれは、私は言われてますけどねえ」

 小泉首相の考え方について
「小泉さんの発想はちょっと違うんですね。一番自分のもといたその仲間の方が一番大きくなっちゃってると。だからこれも、割れればいいと思ってるんじゃないかな。だから、安倍さんも福田さんも出れば、きっと両方にわかれるだろうと。あー、それでよかったとついに森派も割れてくれたと」
 この発言は、なんだか愚痴みたいな言い方で、テレビで言うべきことかどうかわからないが、森氏の個性が表れていて面白い。


 世論調査について
「いろんな新聞社の、あるいはテレビのねえ、よく似た数字が並んでますねえ。不思議だと」

 福田支持の上昇について
「いや、ですからそれは今渡部さんがおっしゃったように、いろんなことでやはり、じゃあこういうタイミング、こういう時期に誰にやらせたらいいのかなあということに対する、やっぱりある一定の福田さんに対する期待感がしみじみと出てきている。ということじゃないでしょうかねえ」

 小泉首相の後継総裁に関する意思表示について
「私はそれはよくないことだと思いますね。自民党の総裁ってみんなが小泉さんを守っていく、そしてまあ、私の後継は彼だよっていうのは、これはかなり前時代的なやり方だと思いますね」

 幹事長の頃は、わかりやすく話をする実力者という印象だった森さんだが、その後総理大臣になると、「神の国」発言等、失言・問題発言の人だった。
 しかし、総理大臣時代、アフリカ・南アジア外交や森・プーチン会談で共同宣言の存在を認めさせるなどかなりの業績を残している。
 悪印象はマスコミに作り上げられたものだったのかもしれない。 
 今日、テレビで話しているのを聞いて、少し話が長いが、じっくり聞いてみると、時々愚痴みたいな皮肉みたいな変なことを言うが、全体的に見ればなかなかいいこと言っていると思った。