ジム・ロジャーズ氏が講演するセミナー抜粋。
書籍を読んだりセミナーに参加したりしてジム・ロジャーズ氏の考えに触れる度に、
長期で見たコモディティ市場は、本当に有望なのだなぁと毎回考えさせられます。
ポイントをかいつまみますと、下記の6点になろうかと思います。
●米は世界最大の債務者。各国の中央銀行もドル売りに傾くこともあるのでは?
●今の中国は、1970年代の日本の後を追うように成長してきている。これから数
十年は中国が目まぐるしく成長し、中国が世界を変えていくだろう。
●以前書いた「商品の時代」で言ったことだが、コモディティは今、18年から20年
の長期上昇トレンドの中にいる。
●上昇の要因はいたってシンプルだ。それは「需給」にある。
●需要面では、中国・インドをはじめとしたアジアの需要が伸びていることが挙げ
られる。両国の人口をあわせれば23億人に達する。
●仮に今後、世界経済が好転したとすれば、アジアを中心とした需要はなお増加
するだろう。逆に悪くなった場合、各国政府は紙幣を刷り続け、やがてはイン
フレにつながるだろうから、いずれにせよコモディティが上昇することには変わり
はないだろう。(短期的には金より、銀、パラジウムに注目したい)
質疑応答の際、「日本と日本企業の今後の見通し」について問われたとき、
日本の将来について、人口動態が悪化している。出生率を上げ、移民を受け入れ、
生活水準を下げることだ。古い人間は子供たちに未来を与えていない。今、変わ
らない限り事態は好転することはないだろう。
日本企業の将来について、歴史的に見ても日本の企業は、変化に対して順応して
いると思うし、今も順応しながら良い動きをしていると思う。よって日本企業の今後
については、楽観視している。
とされる場面もあり、日本の将来を案じる場面も見られました。
出生率が低下していることへの懸念や、ジム・ロジャーズ氏自身、子供と接するこ
とが大好きということもあってか、
「こんなところ(セミナー会場)に来ていないで、子作りに励め!」
とおっしゃったときは思わず噴出してしまいました!会場も爆笑の渦でした。
改めて、ジム・ロジャーズ氏の長期展望の壮大さと、コモディティ市場は需給とい
うシンプルな要因によって値段が動いている、ということに気付かされたセミナー
でした。
毎日の相場の上げ下げはもちろん気になるところですが、こういった時こそ、ジム
ロ・ジャーズ氏が提唱する壮大なコモディティ市場について想像してみるのも良い
のではないかと思います。
