ひとりで高原にいる
腰まである緑の草
かきわけて
あれはいつの私?
ひとりぼっちで遊んでいるの
誰も迎えに来ないけど
強くもあり
弱くもあるの
あの人を
手放すイメージ
黒い麻みたいな重い布
マゼンタの光で溶かした
あぁ、これはお父さんだ
捨てられる前に捨ててやる
怖かったんだね
あの子は
水色の麻の布
軽いの
それを飛ばした
いつかまた逢えるように
これは私だ
小さい頃の私だ
どこかで
生きて
いるように
捨てたいと思った
あれやこれ
それは
父であり
私だ
もう、どこにも
いないんだね
何度も確かめる
もう、探すこと
やめるんだね
それが切なくて
たまらなかった
分からないふりしていたかったけど
もうさよならだ
封印された音を
ただ出してみる
お父さん
お父さん
あなたが私を捨てたとき
私があなたを捨てるとき
