私は、好みや感性が悪い意味で人とずれていたようです。


高校までは価値観の合う人にたまたま恵まれていたため、何の問題もありませんでした。  

しかし、大学に入ってからはすぐに浮いてしまいました。


正確には、「浮いているキャラに仕立てた方が都合がいいから、そうなっている」のだと思います。  

けれど、一度でもそのような扱いをされた以上、そのコミュニティを信用することはできませんでした。


私は、愛想笑いを振りまく人間になりました。  

人を信用していないという事実は、きっと見えない何かを通して伝わっているのだと思います。


「みんな、うっすら私のことが嫌いなんだ。」


私は本気でそう感じています。  

だから私も、みんなが嫌いです。  

悪循環です。


そしてある日、親から「みんなに変わってるねって言われそうだね」と言われました。  

その瞬間、心の中で何かが崩れました。  

親にまで見放されたのか、と。


自分の価値観を理解してくれると信じていただけに、その言葉はこれまでの誰よりも心を掻き暗しました。


涙は出ませんでした。  

なんとなく、分かっていたからです。


それ以降、私は自分の感情を表に出さないことを決めました。  

好きなものも「好き」と言わず、嫌いなものも「嫌い」と言わず、無表情な人間のような何かが出来上がりました。


まるで、仮面を被っているように。