やったね海風

海風の父親が唯一、海風に買ってくれたもの。



水子供養のときでさえ



「お金がないから出せない」と一銭も出さなかった人だから



これだけでも十分だ。



そんな彼も「バイクを買う」と言い出した。



そんな金があるなら、水子供養のお金も少しは出せただろうに。



私が貸してるお金も



今すぐ返せるだろうに。



あの人とは生き方が違う。



毎晩泣いてる私の事なんて知らずに



自分は何かあれば慰めて欲しそうにメールを送ってくる。



馬鹿だなぁ。



私はそんなに器がでかくないんだよ。



残念だったね。






そんな父親からのプレゼントでも



海風はすごく喜んでいました。



パパだもんね。

マニフェスト

教育費無料



海風も生まれていれば対象だった



経済的に・・・なんて



ただおろさせるための



自分を正当化するための



ただのいい訳だった。



テレビでは、自分の子供を自慢する芸能人や



赤ちゃん関連の番組、ＣＭ



ありふれているね。



なんかもう、嫌になっちゃうなぁ…。



気付くと、海風の名前を無意識で呼んでしまっている今日この頃。



年間３０万件を超える中絶件数。



「医療廃棄物」として処理される子供達。



減らしたい。

お揃い３

( ＇∇＇)ｳﾌﾌﾌﾌ



今度はお揃いのタオル



これは白熊なのかしら？？



タオルも靴下も、もったいなくて使えないなぁ・・・

お揃い２

海風には大きいけど、おそろいは嬉しい



もっと小さいやつ買ってあげようかな。。



履けないけどね



あの子は履けないけどね。。。

今日も会いたい

２ヶ月前の今日、海風とお別れしました。



この時間、海風はまだお腹の中、私は病院のベッドの上・・・



別室から聞こえてくる赤ちゃんの声を聞きながら



海風に話しかけていたと思います。



『ゴメンネ・・・ゴメンネ・・・』



海風と二人で病院に行き、一緒に手術を受けさよならをし、一人で帰ってきました。



罪悪感と後悔は、日に日に増して行きます。



今がピークなんじゃないかと毎日思っていますが



次の日になると、前日のピークなんてはるかに超えています。



海風の父親とは、喧嘩の毎日。



あの時、経済的な理由といつか産んであげようなんて考えて、彼を選んだけど



こんな風になるなら、海風を選んであげた方がよかった。



そんな風に思わせないくらい



私を救ってくれると思ってた。



なんて都合のいい話・・・



彼を少し紹介しましょう。



バツイチ、子持ち、子供は女の子二人。



子供が産まれる幸せを知っていながら、子供と過ごす幸せを知っていながら



「おろそう」と言える人。



月に１回、娘さんたちに会いに行ってるそうです。



あなたは幸せね



最愛の子供に会えるんだから。



『パパ』と呼ばれて、笑っているんでしょう？



私も最愛の子供に会って『ママ』って呼ばれたかった。



きっと今頃、少し大きくなったお腹をなでて海風の名前を呼んで



誰にも負けないぐらい幸せな母親になっていたはずなのに。