生・老・病・死という四つの原理、お釈迦さんに。
たとえば、その「老」をとってみると
老人だ老人だとそういうことは思わぬことだ、そんなことは忘れろ、
老人ぶっていると、本当に老人になってしまう、
若い者と同じような気になってやっていればそれでいいのだ。
生滅の法をおえることは、生滅を突き抜けることなのである。
生滅滅しおわるとは、
それを避けたり、歪めたり、修飾したりなんかしてごまかしたりするのではない、
生滅を突き抜けることだ、
悲しみを消すことは、悲しみを突き抜けるほかはない。
「諸行無常、是生滅法」、
この二つだけの声を聞いて、
後の二つを聞きたいというので自分の身を虎に投げ捨てて、
後の二つを聞いたという、
生滅滅しおわって寂滅の境地。
相のない心の統一に入っていく、
止まるというけれども止まるもなにもない、
つまり老に執らわれない境地である。