昨日、金閣寺が千秋楽を迎えました。
演者のみなさま、お疲れ様でした。
私は三島由紀夫を読んだことがなく、
この舞台で三島作品に触れました。
溝口は圧倒的な強さを持って、
人物像が自分の中で変わることなく、
千秋楽まで迎えました。
鶴川は、
謎(笑)
まず、私には彼がなんで自殺したのかよくわからなかった。
親から許されざる恋を反対されたんでしたよね?
(いまだよくわかってない(^_^;))
え、鶴川くん、女の子と付き合っていたの?
それともみぞ・・・
お母さんが危篤だというのも嘘なの?
(お友達と話している時にそうかもしれないと言われましたわ。)
お母さんが危篤だと言って帰郷させ、
縁談話を持ちかけられたのかしら。
親の決めた結婚がいやだから?
鶴川は一人っ子だそうで、
寺の息子の重圧は相当のものだったと思われます。
本当にお母さんのこと好きだったの?
あの明るさは装ってたの?
女の子と付き合ってたの?
(また言う。)
鶴川は溝口のどもりはあるものの、
自分の道をちゃんと突き進んでいるところをうらやましいと思っていたのかしら。
見た目の明らかな内界と外界の扉があるのが、溝口。
ただ見ただけじゃわからないけど、
心に内界と外界の扉があるのが鶴川。
そんな風に感じました。
明るい鶴川くんは自分の本当の心を隠すために演じていたのかも。
溝口は孤独だったけど、
鶴川も孤独だったんだね。
溝口と友達になれば、
何かがきっかけになって、
自分の孤独も解消するのでは、
と考えたかも。
「死なない。」
水田さんがトークショーで、
鶴川と自分の違うところは?
という質問の答え。
私も死なない。
でも、自殺という行為は、
心の病気の末に起きてしまうもので、
いったんその方向に向かったら
突き進んでいってしまうものだと思う。
突き進む途中で思いとどまる場合もあると思うが、
強い力がないと思いとどまれない。
溝口には金閣があり、
金閣に火を放つことで、
生を得た。
鶴川には救いがなかった。
はぁ~
水田さん、大変な役を演じていましたね~
今回金閣寺を観て、
千秋楽が終わった今になって、
原作を読んでみようと思い始めました。
(遅い?いつも原作は読まないほうですww)
考えつつ、
航生くんの声を感じつつ、
鶴川を感じつつ、
読んでみようと思います。
この解釈が正しいかどうか、
わかりませんが、
千秋楽を迎えた、ということで記事にしてみました。
こんな感じで。
ではでは、
春も楽しくいきましょう♪