お盆の旅行はいわゆる民族大移動により、どこも混雑している。高速道路もしかり、20~30kmの渋滞なんてのもある。九州自動車道では鳥栖ジャンクションの渋滞が最も渋滞するうちの一つだ。今回の九州旅行ではお盆の始まりである13日にここを通過する予定だった。


 交通情報にはお盆の渋滞予測が載っていた。鳥栖JCTでは13日の午前中20kmの渋滞予測となっていた。これを避ける手立てはないものか?模索していたら、ちょうど「鳥栖JCTの迂回」なるものをネットで見つけた。




 鳥栖ジャンクションを迂回するには、「鳥栖筑紫野道路」が有効との事だった。この道は元々は有料道路で、筑紫野から鳥栖へ片側2車線の立派な県道になっていた。

 元の迂回路は太宰府インターを降りてからのものだったが、お盆は太宰府インターから福岡インターまでも渋滞するので、古賀インターで降りて福岡都市高速を使うルートも用意しておいた。


 しかし、しかし、である。迂回した道が空いているとは限らない。時期はお盆である。当然一般道も混んでいる。特に酷かったのが、太宰府の辺り。福岡都市高速も動かないので、太宰府の手前の大野城で降りて一般道(県道112号)に入った。(下図のルートからは一旦外れる。)最初は良かった。それなりに進むので。


途中からは殆ど進まなくなった。地図で迂回路を探すがすぐには見つからなかった。向こうへ(鳥栖方面)へ抜けるのには他に道があまりないので混雑しているのだろう。これなら、高速をチンタラ走ったほうが速かったのでないかと思えてきた。






渋滞を抜け、筑紫野鳥栖道路に入ったら快適に走り出した。然し、またも鳥栖市内に入ると渋滞し始める。迂回路を通って逆に遅くなってしまったのではないだろうか。目的地の佐賀市内には2時間遅れで到着。「策士策におぼれる」とはこの事ではなかろうか?