14日の日曜日に東京へ日帰りで行ってきた。目的は「温泉ソムリエ」のセミナー受講のため。今回のセミナーは、以前講習会を受けた者、いわゆる温泉ソムリエの認定者のみが受ける事が出来るもので、温泉分析を主題としたステップアップセミナーである。温泉には成分表が掲げられているが、成分の分析表を見ても何やら細かい数字や陽イオン、陰イオン、元素記号等、これまで看過してきたところである。然し、温泉にとって分析表は温泉の釣書の様なもので、これを読み取る事が出来れば、温泉の特徴(色、肌触り、効能、更には掛け流しか否か等)が入る前にほぼ分かってしまう。

 セミナーだけで東京に行くのはもったいないので、ついでに東京でしか出来ない事(観光、食事)もやろうと思った。然し、セミナーが13:00~17:00まであるのであまり時間の余裕が無い。「東京スカイツリー」やこの度杮落としなった「歌舞伎座」、行ってみたかったが観光は無理なようだった。そこで、食べ物に特化、今回はうなぎ、そば、そして駅弁。

$うえまさのニッキ

 うなぎは人気店は軒並み日曜日が定休日。南千住の「尾花」、池袋「まんまる」、五反田「よね山」野田岩、大江戸、との村、、、。日曜日営業のお店を探すのに苦労した。浅草の鰻屋は観光地故か、日曜営業している様だ。上野の伊豆栄本店もあった。早稲田にある「すず金」と言うお店は昼しか営業してないが、安くて良さそうなお店だった。その中で神田きくかわ神田店が一押し。本当はこに行きたかったが、人気店ゆえ行列覚悟でなければならず、それでは時間が読めない。うなぎはこだわりがある御店になると、捌いてから調理するなんて事もある。

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 渋谷にある「松川」。老舗だが、あまりネットでは取り上げられていないし食べログの評価も大した事ない。以前渋谷の東急にある支店で食べたが、おいしく頂けたのを覚えている。今回は道玄坂下の本店に行った。店長お勧めの「うな重桜」を食べたが、これはこれで美味いと思う。注文してから出てくるまで15分程なのだが、これをして、作り置きを焼いているだけと酷評する御方もおられるが、普通に食べる分には早い方がありがたい。

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 そばは系統が3つある。薮、更科、砂場だそうだ。今回行きたかったのは神田にある「まつや」。ここは、そのいずれかの系統の流れを汲むののではないが、独自の老舗としての風格のある所である。然し、なんとここも日曜日が休み。日曜日やっている老舗はこれまた少ない。その中で、麻布にある更科系御三家は日曜日営業だった。よく考えればこれまで、藪系の「上野薮そば」浅草の「並木薮」、砂場系の「室町砂場」には行った事がある。こうなれば、更科そばに行くしかない。

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 更科そば堀井は麻布十番から歩いて5分程。乗り換えに四苦八苦しながら辿り着いた。ここの蕎麦は歯ごたえがある。普通のもりと更科そばを食べたが、つけ汁が違う。もりは辛つゆ、更科は甘つゆ。でもその違いは若干だ。薮に比べればやや薄めで甘め。この味の方が西日本人の自分には食べやすい。でも、あのしょっぱめの薮の汁も捨てがたい。なんて思い巡らせながら、今度自分で作るそばつゆのビジョンが出来上がった。

 東京駅に全国の有名駅弁を売っている「祭」と言う売店があるのを、ほんの2~3日前に知った。これは行くしか無い!と決めていた。でも行った頃には売り切れ間近で、種類も少なくなっていた。肉系の弁当が欲しかったが、北海道の海の幸を使った、かに、うに、いくらの弁当ばっかりだった。お土産には買ったが、自分はいつもの崎陽軒の「シューマイ弁当」を買うのだった。これ大好きです。

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