うえまさのニッキ


3月6日は誕生日であるが、この歳になってくると嬉しいものでもない。返ってまた一つ歳をとってしまったという「切ない」思いの方が強い。


昨年の三女の誕生日から、家族の誕生日には家族全員が集まって食事をするという決まりを作った。こういう事は何となく決めていたら、なし崩しになりがちである。したがって、家長の特権で強引にするしかない。


この日は近所の「イタリア料理」のお店に行った。そう敷居の高いところではないので、肩も張らなくて済む。長女と次女は一番難しい年頃なので、こういった誕生会は面倒くさいかもしれないが、文句も言わず付いてきてくれた。三女は食事の前に「パパこれ、はいっ!」と言って、何やら手紙を渡してくれた。中には日頃の感謝とこれからも元気で頑張って、という事が書いてある。ありきたりの内容かもしれないが、目頭が熱くなるのを感じた。ちゃんと読んでしまうと、泣くかもしれないので直ぐにワインリストに目を移した。



うえまさのニッキ


ワインリストと言っても、何が何だかわからない。こういう時に少しでも知識があれば、ワインの蘊蓄と共に更に楽しむことができるだろう。いっつも頼むのは、真ん中の値段のものである。これくらいが無難かな?という事で。


食事は値段の割に美味しかった。上を求めると限がないだろうが、こだわっていくと値段が高くなってしまう。程よい値段で普段着で利用できるお店と言うのがありがたい。ここはそんな気軽なお店だと思う。お勧めです!



うえまさのニッキ

二次会は近くのカラオケシダックス笹沖店に行った。携帯会員証を提示してくださいと言われたが、画面の出し方を忘れてしまった。受付の青年が親切に教えてくれる。しかし、IDとパスワードのところで躓いてなかなかうまくいかない。でも、彼らは根気よくこの要領の悪いおっさんにアドバイスしてくれる。途中、画面メモに保存していたことを思い出す。それで事なきを得たが、この要領の悪さは老化だろうな・・・。受付の好青年に、今日は自分の誕生日で、娘とカラオケに来た旨を伝える。

「あっ、それはおめでとうございます。」

「ん~、おめでたくは無いんだよ、48回目だからね~。」

「そうですか、うちの父と同じ歳ですね。」

「えっ、そうなん?」

もうこんなにしっかりした息子を持った同級生が居るんだと思うと月日の流れを感じざるを得なかった。