昨日の夜、スーパー銭湯「蔵の湯」に行った帰りの時のこと。下駄箱のところで、(夫婦だと思われる)おばちゃんとおじちゃんが今まさに下駄箱の鍵を開けようとしていた。丁度同じ辺りだったので場所を譲って待っていた。


ところが「この靴は私んじゃないよ~。どうしてこういうことしてくれる。」とか言っている。おじちゃんも、「わしもこりゃ違うような気がする。」と言っている。どうやら受付で渡された鍵で開けた靴箱には、他人の履物が入っているようだった。おじちゃんの方はいたって呑気な感じだった。すると「私のが違うんじゃけ、あんたのも違おうが!」とちょっと強い口調になった。おじちゃんは悪う無いんだけど・・・。「まぁ!どうしてこういうことしてくれる・・・、」「何でこういうことするんかな!」とか呪文のように繰り返しだした。怒りが段々と膨れ上がっていくのが手に取るように分かる。噴火前のマグマがドンドン溜まっている様だ。


しかし、ここで怒っていても前には進まない。後ろで待っている我々も帰れないし・・・。おじちゃんが受付へ戻ろうと言う仕草をした。そこで初めておばちゃんも動き出した。「なんでこういうことしてくれるんかな!」と言いながら。「こりゃ、受付は相当大変だぞ」と思いながら帰途についた。