こんばんは。ブログ主です。
先日の虐待事件ですが、ネットの記事を見ていて、いい記事だなぁと思ったので掲載します。
記事の中には、そもそも今回のようにネグレクトをしている親は、周囲に助けを求める能力である”受援力”がないと書かれています。
私もその通りだと思うのです。
こういう親は、誰かに助けを求められるような判断力や能力に乏しいです。そんな親に、「親の自覚をもて」と言ったところで何になるでしょう?それは言っている側が、ただ正論を叫んでいい気分になっているだけですよね。
そしてこの母親も、やはり親に虐待を受け施設で育ったそうです。
やはり、虐待が連鎖していますよね。これも当たり前です。不健全な家庭環境しか知らず、それを自覚すらしていない人間は、親と同じことをしてしまいます。
虐待をする親は必ずいます。大切なのは、その前提を社会が認め、子供を守ること、虐待を連鎖させないことです。その方法を社会で知恵を出し合って考える方がずっと生産的です。
特にこういった、親自身が幼くまだ子供である場合は、「できないことをできないと言える」「安心してヘルプが出せる」そういう寛容な社会であることが、虐待を減らすひとつの重要な要素になると思います。むしろ”べき論”は当事者を追い詰め、虐待を助長します。
そして本人がそれが出来ない場合や拒否する場合は、やはり第三者の介入が必要だと思います。
もっと陰湿で、悪意のある虐待親もいますから(そういう親も元は被害者なのでしょうが…悲しいことに)そちらの方が厄介なんですけどね。
この記事に寄せられているコメントの中には、相変わらず”べき論”を叫んでいたり、親を非難する声もあります。けれど、それでは駄目だと主張するコメントも沢山ありました。
そういう声が増えていることが、虐待を受けた当事者である私にとっても救いです。どうか、虐待を受ける子供が少しでも減りますように。