月夜の窓辺に〜毒親育ち、元被虐待児のサバイバルブログ〜 -2ページ目

月夜の窓辺に〜毒親育ち、元被虐待児のサバイバルブログ〜

毒親育ちが社会の中でもみくちゃにされながらサバイバルする様をお届けするブログです。
複雑性PTSDとか愛着障害とか、その辺の話もします。

 こんばんは。ブログ主です。

 先日の虐待事件ですが、ネットの記事を見ていて、いい記事だなぁと思ったので掲載します。

 

 

 記事の中には、そもそも今回のようにネグレクトをしている親は、周囲に助けを求める能力である”受援力”がないと書かれています。

 

 私もその通りだと思うのです。

 こういう親は、誰かに助けを求められるような判断力や能力に乏しいです。そんな親に、「親の自覚をもて」と言ったところで何になるでしょう?それは言っている側が、ただ正論を叫んでいい気分になっているだけですよね。

 

 そしてこの母親も、やはり親に虐待を受け施設で育ったそうです。

 やはり、虐待が連鎖していますよね。これも当たり前です。不健全な家庭環境しか知らず、それを自覚すらしていない人間は、親と同じことをしてしまいます。

 

 虐待をする親は必ずいます。大切なのは、その前提を社会が認め、子供を守ること、虐待を連鎖させないことです。その方法を社会で知恵を出し合って考える方がずっと生産的です。

 特にこういった、親自身が幼くまだ子供である場合は、「できないことをできないと言える」「安心してヘルプが出せる」そういう寛容な社会であることが、虐待を減らすひとつの重要な要素になると思います。むしろ”べき論”は当事者を追い詰め、虐待を助長します。

 そして本人がそれが出来ない場合や拒否する場合は、やはり第三者の介入が必要だと思います。

 

 もっと陰湿で、悪意のある虐待親もいますから(そういう親も元は被害者なのでしょうが…悲しいことに)そちらの方が厄介なんですけどね。

 

 この記事に寄せられているコメントの中には、相変わらず”べき論”を叫んでいたり、親を非難する声もあります。けれど、それでは駄目だと主張するコメントも沢山ありました。

 

 そういう声が増えていることが、虐待を受けた当事者である私にとっても救いです。どうか、虐待を受ける子供が少しでも減りますように。