廊下で人とすれ違うとき、お客さまとお会いするとき、あるいはお詫びやお礼を相手に伝えるとき、頭を下げてお辞儀をします。
お辞儀というのは、「私はあなたに敬意を払っています」という気持ちをかたちで伝える、日本古来からの風習です。
これによって、相手はあなたを信頼し、あなたの希望も受け入れられ易くなります。
でも最近は、社会人になるまで頭を下げる経験をしたことがない人が少なくありません。
だから、相手に頭が下げられない、下げたくないという人が増えてきています。
他人に頭を下げることに、心理的な抵抗を感じるのでしょう。
でも、お辞儀ひとつであなたの印象がガラッと変わります。
相手の目を見て、心を込めて頭を下げるだけです。
時間もお金も、まったくかかりません。
ひとつのコミュニケーション手段として、お辞儀をもっと有効に使いましょう。
<3種類のお辞儀を使い分けよう>
●会釈:軽いお辞儀(15度)
・人とすれ違うとき
・会議室などへの入退室時など
●中礼:一般的なお辞儀(30度)
・日常のあいさつ
・お客様のお迎え・お見送り
・取引先への訪問時など
●最敬礼:最も丁寧なお辞儀(45度)
・冠婚葬祭
・お礼やお詫びをするときなど
お辞儀をするときのポイント!
・背筋はピンと伸ばす
・脚の付けから倒す
・手は、女性は前に、男性は体の側面にそろえる
・両足をそろえる
・首から上だけでぺこりとするのは、ぞんざいな印象を与えます。
・何度もペコペコするのも、スマートではありませんね。