男の子ってさ!母との距離感

小学校1.2年は「そんなに甘えん坊でどうするの?」と親せきに言われていた息子でした。

 

小学校3年のある日の横断歩道。

いつものように息子はべったりと手を繋いできた。

 

ところが、息子は急に母の手を振りほどいて離れた。

正面をみると女の子が息子を指さし笑っていた。

息子は何も言わない。

 

それからは、近所では息子は手をつながなくなった。

それが思春期の始まり。

 

6年生になると母から2~3mの距離を保ち、つかず離れず人工衛星のようになった。

一人で歩いているのか、二人なのか分からない。

 

中学生になっても、ピョンピョンはねている。

先生からは「中一は小学校7年生と思って多めに見てください。」と言われた。

 

中2になると静かになり、寝起きが悪く、いつも不機嫌。

体中から「近寄るな」と臭いを放つ。

バスで出会って、目が合うと一番遠くに去っていく。

母は思う「同じバス停で降りるんですけど 同じ家に帰るんですけどね」

息子は冷蔵庫を開けて、何かむしゃむしゃ食べている。

兄にも反抗していた。

 

それが中3になると憑き物が取れたように温和になった。

バスでは息子から隣の席に座ってきて話をする。

面談後、一緒に家に帰る。

良く話す。

 

思春期が落ち着いたようだ。

 

でもね、こんな時もかわいい。

あと数年たつと 兄の様に巣立っていくから。

今を楽しもう。