皮剥けたらオレンジはじけた-娼年




せっかく化粧もファッションも整えたというのに




電車に乗ってすぐに靴ひもが切れた。ついていない。




やはり新宿ウィンドウショッピングはあきらめて桜上水のブックオフに行った。





それは9月7日のことである。







使い慣れない店舗はまず、どこになにがあるのか把握するところから始まる。





目が疲れた。




中古で本を買いに来てるのに300円で文庫本を買う気にはなれない。


興味を引く置き方をしているわけでもない。


本はきっかけが大事なのに。




そんな感じで100円コーナーに足を運び、そこで見つけた一冊が「娼年」だった。






昨日、今日、ゆっくり読み進めてつい先ほど読み終わった。







テレビもつけない部屋は静かすぎて、余韻を強く帯びた。







そして今、むしょうに彼と会いたいと思った。






次に会った時は丁寧なセックスをしたいと思う。









ただ、きもちよくなるだけじゃなくて、寂しさを埋めるだけじゃない。






もっと丁寧に彼を感じて、彼を愛して







2年も付き合っているのにきっと触れられていない








奥底の何かにたどり着けたらいいなと思う。
















そして私も






自分でもうまく表せることができていない何か、ホントのなにかを






彼に見せることができたら、伝えることができたらいいなと思う。











ふぅ。やっと本当の自分の気持ちを吐露できるばしょを見つけた。




もっと早く作っておけばよかった。




この部屋は、私を知っている人間には誰にも教えない。





私はずっとつぶやき続けるんだ。





日々の思い出も、心から思ったことも。






ほんとうは真面目とかね、人がよさそうとかね、そんなんじゃないんだよ。






誰かに教えるたびに、その人にも見せたくない部分ができて毎回毎回





自分の首絞めてたしいい加減やめよう。





おやすみまんまる。