大阪府の橋下徹知事は16日、大阪市内のホテルで開かれた自民党大阪府連が主催する政治資金パーティー「自民党大阪政経懇談会」に出席。昨夏の衆院選で民主党の政策支持を打ち出した橋下知事は「今日は招かれざる客なのかな」と述べ、谷垣禎一総裁ら自民党の重鎮を前に、勢いのあるいつもの“橋下節”は影をひそめた。

 パーティーには谷垣総裁をはじめ、大島理森幹事長、参院幹事長の谷川秀善府連会長らが出席。橋下知事は来賓代表としてあいさつし、「閉塞(へいそく)感が漂う日本、大阪を何とか自民党のみなさんにかき回していただきたい」と持ち上げた。

 一方で「今日は招かれざる客なのかなと思いつつ、壇上に上がった」と弱気な一面も。昨年9月の堺市長選の応援演説で橋下知事を「独裁者」と呼んだ谷川氏について「いろいろあるけれど、頑張れといわれた。どういう意味かわからないが、大阪をかき回したい」と話し、会場を沸かせた。

 その後、あいさつした谷垣総裁は「大阪は話題が豊富。東京で、新党の動きなどハラハラしながら拝見している」と牽制(けんせい)した。

【関連記事】
舛添・東国原会談、新党触れず 「オオカミ中年」党内から批判
橋下府知事、「市町村への人事権移譲について文科省はOKだった」
「足元固めないと」「汗をかいたか」 森田知事、舛添氏に苦言
大阪市議の弁護士が「橋下新党」に参加へ
橋下知事が阪神高速の料金変更に「自公政権よりひどい」と批判
外国人地方参政権問題に一石

駐車場「優先席」362カ所 高齢者、妊婦ら対象(産経新聞)
春の大雪、道内大荒れ…日高では記録的大雨(読売新聞)
<小沢幹事長>党内結束を訴える(毎日新聞)
火災 2階建てアパート焼け1人死亡1人重体 東京・足立(毎日新聞)
<東北新幹線>八戸-新青森駅間で走行試験(毎日新聞)
 名古屋市議会臨時会が19日開会した。河村たかし市長は、「主権在民3部作」と位置づける市民税減税の恒久化▽議員報酬の半減▽地域委員会拡大のための補正予算--の3議案を提案した。いずれも2月定例会で修正・否決されたばかり。河村市長は異例の年度初めの臨時会招集でリベンジを図るが、この3議案が可決される可能性は低い。

 河村市長はこの日の市幹部会で「議会の向こうの市民225万人の方を向いて、究極の情報公開のつもりで臨みたい」と議会に挑む決意を表明した。

 議会で市長は「私の最も根本となる施策が圧倒的多数で修正・否決され、心の底から憤りや民主主義の危機を感じた」と臨時会招集の理由を説明。2月定例会では、議員報酬半減案とセットで議員定数半減案も提案したが「(定数が)現状で良いという認識はないが、民意の収束を待って別の機会に」と、定数半減案の提案を今回見送ったことを釈明した。

 2月定例会の閉会から1カ月もたたないうちの臨時会招集について議会内には疑義を唱える声も多い。議会側は16~18日、市民向け議会報告会を開催したばかり。【高橋恵子】

【関連ニュース】
名古屋市議会:条例に基づく初の報告会 市民100人参加
名古屋・河村市長:持論展開「減税しないと天下り天国に」
河村名古屋市長:応援団長に俳優の菅原文太さん
名古屋市議会:主要会派、ビラ全戸配布へ「市民の理解を」
名古屋市臨時会:19日招集 定数維持、報酬半減案調整も

あす赤塚植物園で緑のイベント(産経新聞)
<水木しげるロード>隠岐に“延伸” 妖怪力増強、ブロンズ像9体 観光客「海越え」期待(毎日新聞)
<火災>灯油まきライターで火 62歳女性死亡 大阪(毎日新聞)
米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ(産経新聞)
2人死亡のフェデックス事故、原因は操縦ミス?(読売新聞)