「好きこそものの上手なれ」
この言葉は私が小学生の時に
好きだった言葉
中学受験をした私は
小学校5年生から進学塾に通っていた
受験も終わり塾を卒業するときに
先生がひとりひとりに色紙を渡してくれた
そこに書いてもらうのは
「自分の好きな言葉」
それで選んだのが
「好きこそものの上手なれ」だった
思えば私は子供の頃から
好きなものは得意なものだった
3歳からはじめたバレエもそうだし
ファミコンも本を読むのもパズルも
かなり集中してやりまくってた
「好きなことは誰にも負けない」
子供ながらにその自信があったし
もし負けでもしたらそれこそなんどでもやった
その反対に好きじゃないものは
全くやらなかった
だから学校でも
好きな国語は100点なのに
苦手な算数は20点くらいしかとれない
平均点を下げるからもったいないと
「もう国語はやらなくていいから
算数をやりなさい」
と言われてそうしても、
一向に算数の点数はあがらなかった
大人になった今
やっぱりその性質は変わってない
自分が興味を持ったことは勝手にやるし
興味がない事は完全にスルーだ
だからね、人ってもう幼稚園とかの段階で
その子の気質は全部出てる
むしろそれが本来のその子の
持って生まれた大事なものだ
小学校の時点で好きな言葉も自分で選べる
（それって人生の指針だと思う）
今までの教育はみんなに合わせるために
子供の個性を平均化して個性をつぶしてきた
私達昭和世代はその最後の世代だと思うんだよね
特に80年代が本当に最後の世代だと思う
90年代以降の子たちは違うもの
私が小学生になる時
ピンクのランドセルが欲しかった
でも私達の年代で
赤と黒以外のランドセルの子なんて
学年に２、３人いるかいないかくらい
ママに
「ピンクが良いよ～」
って言っても
「そんなのおかしいわよ！赤にしなさい！」
って聞く耳すら持ってもらえず
その後下級生で
ピンクのランドセルを持っている子を見て
「いいな～」って思った
今はもうランドセルなんて
よりどりみどり
姪っ子はパールのかかった
ラベンダー色のランドセル
今の子たちが本当に羨ましいと思うけれど
私達には私達の体験したかったことがある
その時代の変わり目でやりたかったことがね
同世代の仲間に言いたい
あの時出来なかった、やりたかった
色んなこと
今からでも回収しに行こう
私はピンクのランドセルは買ってないけど
思う存分自分に好きなものを選ばせてあげたよ
しかも驚くことに
子供の頃はピンクが大好きだったのに
つい最近まで自分が
ピンクが好きなんて忘れてたの
人からプレゼントされるものがいつもピンクで
「何でだろう？そういうイメージなのかな？」
って思ってたんだけど
だって私ピンクの洋服なんて
ほとんど持ってないし
そんなにピンクピンクしてないんだけどな？
って
でも結婚式のドレス選びで
それを思い出したんだよね
自分が好きな色はね
着ると心がほわってするの
似合う似合わないじゃなくて
「きゅん」って感じるんだよね
自分の好きなものも同じ
好きな物かどうかは
心があたたかくなるかでわかる
そういうものをたくさん集めてあげたいよね
自分のために
姪っ子がプレゼントしてくれた入浴剤
「muちゃんはこれ」ってイメージで選んでくれたんだって
姪っ子から見てこういうイメージなんだって思うとちょっと感動する
