全く盛り上がってなかったラグビーワールドカップの記事を6月に書きました。
が!
日本代表が日本全体の空気を変えました!
難しいと思われたグループリーグを4連勝!トップ通過。日本中にラグビーフィーバーが吹き荒れました!
昨日(10/20)のベスト8トーナメントで南アフリカに敗れはしましたが立派な成績を収めたことにまず拍手!
今回のベスト8進出で、バルセロナオリンピックで男子400mファイナリストになった高野進さんの言葉が思い出されます。
「いままで予選で頑張ったのに予選落ちしてケツ割れ(全速力で走ったあとに起こる臀部の痛み)に耐えて転げ回っている横で、流して走って決勝進出したファイナリストたちは笑いながら談笑していた。
今回決勝でファイナリストたちが全員ケツ割れで苦しむ本気のレースにやっと参加できたことが嬉しかった。」みたいなインタビューでした。
ラグビーも決勝トーナメントというのはそういう勝負なのです。勝ち点とか1位通過とかそういう策を取っ払って今の試合に全力で退路を絶って挑むのが決勝トーナメント。今回初めて進出してやはり強豪国(ティア1)と日本にはまだまだ壁があることを痛感した試合となりました。しかしこの経験から学ぶことは凄く大きいでしょう!
短距離では世界に通用しないと言われていた中、高野進さんの活躍から後、日本はリレーで銀メダル、100m10秒を切る選手が次々と現れています。
ラグビーも決勝トーナメント進出をきっかけに世界レベルのチームを作り上げるでしょう。何せ練習量は世界一なのですから!
そしてもう一点、マスコミのおかしな反応。日本が負けてラグビーワールドカップ終わったなあ、みたいな空気出してんじゃねえよ!
ワールドカップはここからが一番面白いんだ!
人間の限界を突破したフィジカルエリートが長い年月かけて積み重ねてきた力をぶつけ合う勝負が今から見られるんです!国を背負っているプライドと自信、思いと魂と汗と涙と運、さまざまなものが入り交じった崇高な芸術がラグビーを通して表現されるのです!
これから日本がそこに割り込んでいく実力をつけるために是非決勝戦までしっかり観戦していただきたい。そして今回の日本代表チームを含め、ラグビーフィーバーを一過性にしない取り組みをしているたくさんの人々にどうか力を貸してあげて欲しい。
4年後、更なる高みを目指すために!