うんりゅう

川崎造船神戸工場にて「そうりゅう」型潜水艦の2番艦(17SS)が進水し、「うんりゅう」と名づけられました。
「うんりゅう」は今後艤装作業を行い、平成22年3月に呉の第1潜水隊群に配備される予定です。
「そうりゅう」型潜水艦は補助機関にAIP機関であるスターリングエンジンを搭載しており、これまでの通常動力型潜水艦に比べ、より長時間の隠密行動を行うことが可能とされている。


雲龍

「うんりゅう」の名称は大日本帝国海軍の航空母艦「雲龍」に因んでおり、1番艦「そうりゅう」に続いて旧海軍空母からの命名となりました。
空母「雲龍」は太平洋戦争中に計画・建造された戦時急造型空母で、15隻もの量産計画のうち最初に完成した空母です。

■過去の記事:新型潜水艦 16SS 「そうりゅう」進水!テクノラティプロフィール
Russia to Set Up Groups of Aircraft-Carrier Forces in Northern, Pacific Ocean Fleets


アドミラル・クズネツォフ


ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキーは、2012年以降に5つ~6つの空母戦闘群を建造し、北洋艦隊および太平洋艦隊に配備すると述べた。

ロシアが現在保有する空母(重航空巡洋艦)はアドミラル・クズネツォフ 一隻のみ。
カタパルトを装備しておらずスキージャンプで発艦させ、アレスティングワイヤーにて着艦させるSTOBARという独特な方式を用いている。

DDG-1000 ズムウォルト級駆逐艦


Cost big factor in decision to sack Navy warship

Faced with cost estimates upward of $5 billion per ship, the Navy had no choice but to let its prized Zumwalt destroyer program end after the first two ships are built, analysts said Wednesday.

50億ドルに達する高い建造コストと、対艦ミサイルに対する脆弱性の点から、米海軍が開発中のズムウォルト級駆逐艦 が2隻で建造を打ち切られる模様です。

ズムウォルト級はそのステルス性でもって敵国沿岸に気づかれず接近し、ミサイルよりも低コストな155mm砲の艦砲射撃で沿岸のターゲットを破壊することを目的とした駆逐艦です。しかしステルス性を備えているとはいえ、非常に高価な駆逐艦をわざわざ敵国に接近させることはどうも割に合わないというのが打ち切り理由のひとつのようです。

しかしこれはズムウォルト級のコンセプト自体を真っ向から否定するもので、こじつけ感すら漂います。
やはり結局のところ最新先端技術を詰め込んだ欲張り過ぎた設計によるコストの膨張が一番の原因なんでしょうかね。
ズムウォルト級の打ち切りを鑑みると、海上自衛隊がたかなみ型に続き建造する5000トン型護衛艦(19DD)を無難な設計にまとめたのは正しい選択だったのかもしれません。個人的に面白みがないなとは思いましたがw

どこの軍隊も一番の敵は財務省ということで。

■関連ページ:ズムウォルト級駆逐艦





北朝鮮:寧辺核施設の冷却塔爆破 「政治ショー」の見方も

既に役目を終えた施設の爆破は北朝鮮にとって何ら懐の痛まないことであり、それによりテロ支援国家指定解除という悲願を果たした北朝鮮にとって今回の出来事はまさに外交的な勝利に他ならない。

マクロな視点から俯瞰すれば、北朝鮮を国際社会の枠組みに取り込むことにより東アジアの安定が促進され、日米安保の存在意義の希薄化が進行する嚆矢になるという捉え方も出来る。

いずれにせよ今回はっきりと明らかになったのは、拉致問題解決においてアメリカはまったくアテにならないということだ。日本人が本気で拉致問題を解決しようと思うなら、日本独自の法整備を行いWBから資金を引き上げるなどの強攻策を採り北朝鮮に圧力をかけるしかない。
まずは拉致問題解決に対する断固とした意思表示、今回アメリカが行った決断への抗議をすべきだが、福田総理ではそれも望めそうもない。

■関連リンク:Googleマップで見る寧辺の核関連施設
フィリピン:客船沈没 800人不明か

シブヤン島はフィリピンのシブヤン海中央部に浮かぶ島ですが、
シブヤン海と言えばレイテ沖海戦にて戦艦武蔵が沈んだ海域 でもあります。
案の定壷の該当スレが武蔵一色に・・・。

かつて武蔵の乗員だった人たちも多数眠る海域ですが、少しでも多くの方の無事を願って止みません。


■関連ページ
戦艦大和
戦艦武蔵沈没地点(Googleマップで見る軍事的スポット)



F-35B 初飛行

Lockheed Martin F-35B STOVL Stealth Fighter Achieves Successful First Flight

F-35B


重量増大やスケジュールの遅延でデスマーチ突入や絶賛炎上中ともささやかれるJSFプロジェクト。
そのSTOVL型であるF-35Bの初号機(BF-01)が6月11日アメリカのフォートワース海軍航空基地 にて初飛行を達成しました。
F-35B初号機BF-01はBAEシステムズ社のテストパイロットGraham Tomlinsonの操縦により中部夏時間10時17分滑走離陸した後、高度1万5000フィートまで上昇。操縦性やエンジン出力、機器のチェックを行った後11時1分に着陸しました。
この機体の特徴であるSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)の実施は来年初頭に予定されているとのことです。
そして順調に計画が進行すればF-35Bは2012年に三つのタイプのF-35ライトニングⅡのうち最も早く実践配備され、米海兵隊によって運用がなされるそうな。

ただ最初に書いたとおりこのプロジェクトはかなり先行き不透明になってきていますが、当のロッキードマーチンでは
"11ヶ国13機種を代替する史上最もコストパフォーマンスに優れた航空機プロジェクト!"
なんて給っており、膨らむ開発費もどこ吹く風といった感じです。

空自FX候補にも名を連ねているF-35。
ババを引かされるのだけは御免こうむりたいですね!

■関連ページ:
F-35ライトニングⅡ戦闘機
我等ロッキードマーチン開発部隊!

戦艦長門


戦艦長門

ハイビジョンカメラに収めた戦艦長門の様子をテレ朝が放送していた。
これまでに写真に撮られた海底の長門は見たことがあったけど、このような鮮明な映像で観るのは初めてだったのでちょっと感動した。

魚雷を10本も撃ち込まれた上最後は大爆発を起こした大和と違って、船体はかなり原型をとどめているようだったし、船底を上にひっくりかえっているものの主砲も抜け落ちていないみたいだった。

原爆実験から半世紀経った現在、長門の巨躯にはサンゴが生い茂り、魚たちの棲家と化していた。
そのあまりに静かで美しい光景からは、この巨大な鉄の塊がかつて世界大3位の海軍を率いた戦艦という事実は思い起こしにくい。

■関連ページ:戦艦長門




Riots break out in Tibetan capital

チベット自治区の中枢都市ラサにてチベットの民主化と解放を求める人々が暴動を起こしている模様。
主に軍の車両や中国人が経営する店舗が標的になっているそうな。

食の安全に加え人権問題。北京五輪の明日はどっちだ!?