
雨にぬれるクローバーもまた美しい・・
そこは縁切りで有名な神さまが祭られている神社です。
ことの始めは、少し前に、オラクルカードを教わった先生のところへ伺ったときに、
先生にカードを引いていただいて、出たのが「イワナガヒメ」でした。
イワナガヒメとは、日本の神話に出てくる女性の神さまで、
美人の神さまで有名なコノハナサクヤヒメのお姉さんでもあります。
イワナガヒメは、コノハナサクヤヒメがニニギノミコト(天皇の祖先)に見初められて嫁ぐときに、一緒に輿入れするんですけど、
ニニギノミコトに「あんた、ブチャイクだからいらない!」と言われ、一人だけ実家へ送り返されてしまったそうです。
それ以来、イワナガヒメは頑なに自分の殻に閉じこもり、妹を呪ったという説もあるようですが、
そんなイワナガヒメのカードが先生にリーディングしていただいたときに2回も出てきたんです。
しかも2回目はぴょーん!
「日本の神さまカード」のイワナガヒメはとてもかわいらしいのですが、
(画像がなくてスミマセン)
見るからに外の世界から自分を遮断して、堅い守りに入っている感じです。
このカードが出たとき、自分でも思い当たるふしがあったので、妙に納得しました。
私は子どものころから、人の思い、とくにネガティブなものを感じやすく、他者に対する怖さをいまだに感じてしまうことがあります。
そして支配に対して敏感で、そういうものに反発せずにはいられなくなります。
自己肯定感の低さもありましたが、それらのものを感じとるだけでも疲れてしまい、
自分の身をまもるためにも、なるべく人との関わりを避けるようにして生きてきました。
でもイワナガヒメのカードが出たということは、
固執していた恐れから自分を解放して、世界を広げるときが来たということのようです。
そんなこともあって、イワナガヒメが祭られている神社も先生に教えていただいたので、行ってみることにしたんです。
実をいうと、夫の家との因縁的なつながりをまず断ちたいと思っていたのですけど、
恐れと向き合ううちに、断つべきは、恐れに固執してしまっている自分の心なんじゃないかと思い、
その日は雨の日でしたが、すぐにでも行ってみようと急遽思い立ったんです。
思っていた以上に遠い道のりで、2歳の子どもを連れていくにはなかなかハードでしたけど、
恐れとつながったコードを断ち切ったあとは、しっかり夫との縁を結んできましたよ
ご利益なのかはわからないけど、とてもすがすがしい気持ちになりました