
そこに子どもを通わせてる友達が、『遊びに行ってみたら?』って言ってくれたので、思いきって行ってみることにしたんです。
そこはかつて私が通った保育園です。
といっても、何年か前に新しく建て直されていて、当時の面影はまったくないんですけどね・・。
私が保育園へ通い始めたころ、すでに場面かんもく(小児期に起こる不安障害)の症状が出ていました。
はっきり言って、楽しかった思い出はほとんどありません。
先生とはまだいろいろお話することはできましたが、
みんなと一緒に、ワーワー、キャーキャー言って遊んだり、
ほかの子とおしゃべりしながら遊んだ記憶はまったくありません。
みんなが遊ぶのをひとりぽつんと座って眺めてたのがとても印象に残っています。
学校もそうですが、保育園という場所にはしんどかったというイメージしかなくて、
今度は子どもの保護者として、ふたたび保育園に通うんだと思ったら、
正直、やっぱり不安で怖いです。
私には自分が経験したそのイメージしかないんです。
それを変えていくには、保育園という場所を違った視点から見て、新しくイメージをつくりかえるしかありません。
こないだも保育園へ行くまで、ほんとはすごく怖くて、何度も引き返したい気持ちになりました。
おびえてるのは、“子どものころの私”なんですけどね。
けっきょくは、子どもが行く気まんまんで私の手を引っ張ってくれたので、私は連れていかれた感じです

ひさしぶりの保育園・・
私はそこで、新しい子どもの自分に出会いました。
最初に感じたことは、
子どもたちが、なんて子どもらしさにあふれてるんだろう

子どもだから、子どもらしくて当たり前なんですけどね^^;
これが、保育園の子どもなんだよなぁ・・
思わず感激してしまったんです。
子どもたちは、
自由で、
のびのびとして、
素直で、
とてもまっすぐで、
楽しさと喜びにあふれていました。
そして、初対面の私と息子をまったく警戒せずに受け入れてくれました。
私もほんとはこうだったんだ。
こんなふうにしてもよかったんだ。
私はずっとここに帰りたかったんだ。
そう思ったときに、やっと自分の原点に戻れた気がしました。
つらく苦しかっただけの保育園のイメージが少し変わっていくのがわかりました。
またここから始めるんだな。
もう保育園も小学校もしんどい場所にはしたくないし、
息子にもそんな場所に通わせたくない。
だから私の意識を変えたいです。
すごく怖かったけど、思いきって行ってみたら、
保育園という場所に、少し希望が見えました
ひまわりの芽がでました^^
