(
そのことを書いたブログです)それまで、この世でいちばん尊敬していて大好きだった母が、
実は大嫌いだったことに気がついたとき、
ほんとうにショックで、そのことを自分のなかで消化するのに半年以上はかかりました。
その間、母とはほとんど口もきかず、ひどいときは母が作ってくれた料理もえづいて食べられなかったり、
母が嫌いというよりも、母の存在そのものが受け付けられない、そんな感じになっていました。
でもインナーチャイルド (傷ついた子どもの自分)を癒すセラピーを受けたりしていくうちに、母に対する抵抗が少しずつなくなってきました。
母との本当の関係性を知って、以前のような密着し過ぎの仲良し親子に戻ることはありませんが、「母は母、私は私」と割りきって見られるようになりました。
でも、それでも、いまだに腹が立つことがあるのです。
傷ついた心を癒したはずなのに、どうして母に対する怒りがわいてくるんだろう。
なかなか思い当たらなかったのですが、
こないだふと、私は私なりに母に甘えてるんじゃないかと思いました。
子どものころからずっとそうやって母に甘えようとしてたことを思い出したんです。
母に気持ちをわかってほしい、でもそれを伝える方法が、腹を立ててみたり、ブスッとして何も言わないという方法しか私はしらなかったんです。
私のほんとうの、ほんとうの気持ちはこれだったんだな・・
母が大嫌いだったという思いと向き合って、感じきったその向こうにあったのは、
私はやっぱり母が大好きなんだ。
という思いでした。
私の子どもも、私が怒ろうが子どもみたいに泣こうが、それでも変わらずに私を好きでいてくれます。
ギュッって抱きついて、「マーマ
」って言ってくれる。子どもはいつでも無条件に親を受け入れてくれています。
そんな子どもについつい条件付きの愛を教えてしまうのは親。
ほんとうはみんな持ってる。
お日さまみたいなまっすぐな愛情を。
私もきっと母のことをただ純粋に愛してただけなんだろうなって思います。
それに気づいたとき、母のことを素直に大好きだよ
と言ってるインナーチャイルドを感じました。私の場合、産後にうつになったことで、向き合いたくなかったことと向き合わざるを得なくなったのですが、
自分が向き合いたくないことと向き合うのはとても勇気のいることです。
ほんとうの気持ちを知ったあと、自分がどうなるのかと思うと怖い。
でも怖さを乗り越えた先には、必ず明るい光が見えてくるんだと思います
