待ち望んでいた斎藤暁子さんの本が今月ようやく発売されました。
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斎藤さんのことはフウが年中の二学期、
幼稚園に行けなくなって辞めるかどうかを悩んでいた頃に知りました。
斎藤さんご自身もとても敏感な気質を持ったお子さんの子育てをされていて
お子さん本人とご家族で何度も話し合いを重ねながら葛藤や不安を乗り越えてこられ、
現在はホームスクーリングという選択をされています。
わが家もフウが小学入学を目前にし、
まわりが学校を選んだり、ランドセルを買ったり
入学に向けての準備をしていっている中で
今まだはっきりと方向性を決められない状態です。
小学校へ向けて集団に馴染ませようと焦る先生と
感性や感情的な部分からそれに合わせられないフウ
お互いの思いがズレ過ぎて噛み合わなくなってしまったのでしょう。
そこで無理強いさせられたこともあったようで
フウは完全に幼稚園を嫌がるようになりました。
フウの気質については先生方にも伝えてきたし、
夫も私もフウにはまずお友だちとの“今”を楽しみ、フウのペースで成長していってくれればいいと思っていました。
そして敏感な子には無理強いせず本人のペースを尊重するのが一番いいと言われています。
でもいくら先生に説明しても、なかなか通じません。
先生方は『小学校入学前にフウちゃんにできるだけのことをしたい』とおっしゃいます。
先生もフウを追い詰めるつもりはなく、
彼の将来のためを思ってそう言ってくださるのだと私たちも認識しています。
でもやはり子どものペースや本人の意思よりも
「みんなと同じようにできたり、
適応させることが
子どもの幸せであり大人の役割」
と信じて疑っていない考え方がまだまだ当たり前で根強いんだなと感じました。
そして私自身も子どもの頃からその考え方が嫌なほど染み付いています。
フウの気持ちを尊重して幼稚園を休ませることで、
焦ったり
不安になったり
つねに責められてる気がしたり
周囲からの言葉にも傷つき・・
頭では行きたくないならムリに行かなくていい
と思っているのに
知り合いに合うのが怖くて外出もままならなくなった時期がありました。
その間斎藤さんにご相談してお話を聞いてみたり、色んな方向性や居場所となりそうな場所を色々探しました。
そして最近は子どもたちのフリースクール的な場所に通ったりもしています。
そこでは子どものやりたいことが一番に尊重され
大人も危険なことや注意が必要なこと以外
「ああしなさい」「こうしなさい」と
子どもに指示を出すことはほとんどありません。
子どもたちが『こうしたい』という自主性をまず大事にされています。
フウもそこでは小学生のお兄ちゃんたちともすぐに打ち解け
会話の中ではっきりと
時にはえらそうに(笑)
自分の思いを伝えています。
そしてそこには子どもと対等に向き合ってくれる大人がいます。
子どもを厳しい目で見たり
叱る必要がないので
大人もみんな穏やかな顔をしています。
子どもにとっても大人にとっても
なんて幸せな環境なんだろうと思いました。
フウはまだ大人に対しては遠慮があるし、
繊細な部分がところどころ出てきて混乱したりもしますが
それもありのまま受け止めてもらえるので
自分らしさを発揮し、イキイキと過ごします。
わが子が好きなことに夢中になって
心をオープンにして
楽しそうに人と関わってる姿を見て
学校だけが子どもの成長や学びの場所ではないと
改めて感じました。
フウが幼稚園へ行きたくないと言うのは
そこが「自分らしく安心して過ごすことのできない場所」だということを
フウ自身がちゃんとわかっているのだと私は認識しています。
入園してから行けたり行けなかったり、
フウも私たちも本当に色んな葛藤がありましたが
今は小学校へ行きたくなければ行かなくていいと思っていますし
行きたくなったらいつでも行ったらいいと思っています。
ちなみに最近幼稚園の先生とゆっくり話す機会があったことで
また少し幼稚園へ興味を出し始め
夏休みのお泊まり保育に少し顔を出すようです。
それからは本人に任せたいと思います
斎藤さんの本は、
とても感受性が強くて敏感なため
幼稚園や学校に馴染めずつらい思いをしている子どもたちや
そんな子どもの気持ちに寄り添い、
支えていきたいお母さんたちに
学校以外の様々な選択肢を
具体的に掲示してくださっている本です。
どうすればいいかわからなくなったとき
そっと不安な気持ちに寄り添い
希望を示してくださいます。
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