台風19号で被災された方へ、お見舞い申し上げます。

 

一方で、昨日から兵庫県立美術館で始まった、富野由悠季の世界展に行ってきました。10時開場で、10時10分頃に着いたのですが、10分ほど入場待ちの大入りでした。

 

客層は、思った以上に女性がいらっしゃいましたが、メインはやはり同年代の「おっさん」でした。

 

さて、中身は、「世界」というだけあって、富野氏の子供の時からの創作物や、虫プロ以前(学生時代)に取り巻かれた環境の説明など、単なる作品紹介ではなく、一人の作家の生き様の紹介、という印象を受けました。内容は非常に濃く、展示物も、よくこんな物が残ってた、と驚くほどで、その世界観にどっぷり浸かれる密度でした。たぶん、もう一回は行くと思います。

 

彼の40代は、僕の10代とほぼオーバーラップしているのは、受け手(消費者)として、非常に恵まれた状況であったと言え、恐らく彼が見せたかった消費者層にドンピシャ嵌ったことは、偶然とはいえ僕の人生の中でもラッキーだったと思います。

 

今は、メディアも発達し、いつでも作品を見直すことができるのですが、劇場でイデオン発動編を観られたことは(当時は中一)、アニメ好きなおっさんの一つの自慢でもあります。個人的な好みは、ザブングルの明るさの中の無骨な設定なのですが、衝撃度では、未だイデオンを超える作品には出会っていない、というのが個人的な思いであります。

 

語りたいことは山ほどありますが、買ってきた図録をじっくり読んで、連休を過ごしたいと思います。