電話を切った俺は大阪十三の裏路地を歩きながら 数年前を思い出していました
あの時
あの街でひとつの時代に区切りがうたれ
同時に始めなければ全てが終わっていく事を悟りました
終わらせない自分を探す為 数日後
少しばかりの挨拶と少しばかりの荷物を 当時の相棒ドックマンと言う名のマシンに詰め
流れゆくうさぎ追いしふるさとの一小節一小節をながめつつ 詰めた荷物を放り投げつつ
北へ北へ向かいました
夜店を出しては日銭を稼ぐ真夜中の三号線から
下道街道まっしぐらに 外に輝く世界を夢みて街から街 AREAからAREA
北へ北へ向かいました
いったいどれだけ走り続けたのか
いったいどれだけの人と出会い別れたのか
いったいどれだけの年月が流れたのかいったいここは地球のどのあたりなのか
今夜も更けゆく夜に聞いても返事は「リッスントゥユアハート」
ガバチッ、、
その時 突然ずしりと我が肉体にm240bで撃たれたような撃たれてないような衝撃がありました
パプリカッ、、パプリカッ
思わずこの世のものとは思えぬハンドルさばきでコンビニに立ち寄り
車内でうずくまり ちぢこまり ちぢれめんになっていく感覚に身を投じてしまいました
それから猛烈なる吐き気と高熱に襲われ意識もうろうとなった俺は動かざること山のごとし
、、らに光を、、
天と地よ我らに光を、、天と地よ我らに光を、、
そう、何度も叫び続けるしかなかったのです



