25歳で結婚して
26歳から不妊治療をスタート
タイミング法と人工受精だけの安価コースだったけど、手取り20万が遠い私たちにとは辛い道だった。
頑張っても頑張っても報われない。
次の一ヶ月がまたくる不安。
始めた頃は30歳まででひとまずやめる、と終了地点を決めていたけれど、精神的にも金銭的にも20代の私たちには抱えきれない状態で、
28の年でやめた。沢山泣いて喧嘩して、恥ずかしい思いもしたけれど、結果的には挫折だった。
最後のほうは自己注射して、月に何万も金が飛んで、
先の見えない投資で分かりやすくなくなっていく貯金と相手への思いやりが減っていく日常に限界だった
それから二年して子供を授かったときには神様って居るんだなって心から思えた。
今までにないくらい自分の体に向き合って、大切にしてお腹の赤ちゃんを育てた日々
子供なんていなくても良いって暗示のように夫婦で口にしていたけれど、
やっぱりお互い欲しかった。だけど欲しいって言ったら相手が困ることがわかっていたからこそ言えなかった。
産まれてからの日々はいつも新鮮で、二人だけの生活にはなかったことが今現在もなお続いている。
ここ二年でめっきり老け込んだ気がするけど、自分のなかに長年眠っていた優しい気持ちがどんどん出てきているのも事実。