こんにちは。

訪問診療医です。

 

早速ですが、

胸が痛いとき、あなたならどうしますか??

 

私たち医師は、

痛みの性状(キリキリ、締め付けられる、押すと痛いとか)、

痛みの場所(右、左、全体的)、

どういう時に痛いとか(安静時か動作時か)、

痛みの持続時間(数秒~数時間~数日)、

付随症状(嘔吐とか足が痛いとか)、

いろいろ考慮して、病名を推測します。

 

大体は、肋間神経痛とか、心臓神経症とか、

命にかかわる病気でないことがほとんどですが、

まれに命にかかわる病気であったりします。

 

真っ先に除外しないといけない病気は、

「心筋梗塞」です。

3~5分以上続く、締め付けられる左胸の痛みは

病院受診が必要です。

(救急車を呼んでもいいくらいです)

 

あと、耐えられないくらいの痛みは、

これもすぐに病院受診です(当たり前か)。

背中が痛いときは、膵炎や大動脈解離といった

病気も考えなければいけません。

 

それから、深呼吸したり、息をするだけでも痛いときは、

肺血栓塞栓症や気胸の可能性があります。

大体は肺炎のことが多いですが。

肋骨骨折のこともあります。

 

病名ばかり挙げると、きりがなくなってしまうので、

まとめると・・・

 

病院受診が必要な胸痛は、

①いつもと違う痛み(耐えられない痛み)、

②左胸が締め付けられる痛み

③息をするだけでも痛い痛み

 

は、病院受診が必要と考えられます。

 

 

最後に、私の研修医時代の失敗談。

「右胸がピリピリ痛いです」と訴えた患者さん。

いつもの肋間神経痛でしょ、と思って、

鎮痛薬出したら、翌週、帯状疱疹でした。

 

発疹が出る前の「皮膚のピリピリ」は要注意です。

たまにこういうことはあります。

(皮膚科医に笑われてしまいますね)

 

今日も、最後までご覧いただき、ありがとうございました。