~ピピピピピピ・・・~
今日も朝が来た。今日が来た。何時間か前までは明日だったはずの日が、
今日になった。
重たい体を起こして鳴りやまない目覚まし時計を止めた。
いつからだろう。こんなにも生きることが「面倒くさい」と感じるようになったのは。
入学したての頃は、かわいいかわいいと毎朝わくわくしながら着ていた制服も
今では鉄の鎧みたいに重たい。
その鎧を身にまとい、いつもと変わらない冷たい階段をゆっくり降りた。
「おはよう。」
そんなこと言ったところで返ってくるのは「ニャー」という猫の返事くらい。
人の気配なんて全くない。わかってる。寂しくはない。いつもの事だから。
足元で顔を押し付けて鳴いている猫、ロビンを抱きかかえ、もう一度
「おはよう。」
といった。