8月にはいりました。
今月の9日で、余命宣告の3ヶ月を迎えます。
きっと今の状態なら、お盆は迎えられそうな気がします。
今、父を苦しめているのが 腹水。
これまでは、点滴で水分を補ってきたのだけれど、腹水でお腹がパンパンになった現在、
点滴を入れると、逆に腹水もたまってしまい苦しくなってしまう。
だから、先週、初めて利尿剤を注射した。
利尿剤を打つと、おしっこの回数が増える。
体の中の水分をおしっことして外に出すから腹水も外に。
けれど、利尿剤を使用すると腎臓に負担がかかるそうだ。
そして、利尿剤の効果も長くは続かず、次の日にはまた元通りお腹はパンパンに。
それでも先週は2回使った。
見た目には少しは減った腹水だけど、父いわく、あまり効果がないらしい。
点滴で水分を補えないのが心配。
今はお父さんの飲む水分が命をつないでる。
といってもよく飲んで日に500ccくらいかな。
通常1300ccくらいは必要だから、それに比べると相当少ない。
もちろん脱水症状もあり、微熱も続いてる。
最近は夜になると8度近くまで上がる。
これは癌の熱らしい。
腹水の苦しさを何とか緩和するために、お医者さんや看護婦さんも色々と考えてくださる。
利尿剤を使うほかに、お腹に針を刺して直接腹水を抜く方法もあるらしい。
そのための針を先日お医者さんが注文したそうで、もしかしたらその方法を試してみるかも知れない。
ケド、どんな方法を使っても、その効果は1日持つかもたないかで、すぐに溜まってしまうらしい。
でも、一時的だとしても少しでも楽になる瞬間があればって今は思う。
今日仕事から帰ると父はトイレにいた。
おしっこをしたあとに、吐き気をもよおしてトイレで吐こうとするんだけど、ほとんど物が食べられないから、吐くものもなくって・・・。
かなりしんどそうだった。
そして久しぶりに見た父のおしっこ。
こげ茶色のおしっこ。
やっぱり体は厳しい状態なんだって思った。
今はベッドで眠ってる。
この間看護婦さんが来た時、目がつりあがったりウトウトしたりしてた。
途中で表情がぱっと変って目を覚ましたみたいなんだけど、どうやらその間の記憶がないらしい。
意識が時々なくなってるみたいだ。
最近の父はこんな具合で、急激に悪くなってはいないけれど、穏やかに悪くなっている。
だけど、やっぱり父が死ぬことは考えられないなぁ。