今日はどうなるかと思った・・・。
夜になって、寝ていたお父さんの目がぱっと開いて、一点を見つめたまま瞬きもせず。
少しすると今度は目が上につりあがって、顔を叩いたり大声でお父さんを呼んでも反応が無くって・・・。
ビリルビンの数値が高くなってるから、意識障害とかを起こす可能性が高いとはいわれていたけど、
やっぱりそうなのかなぁと実感した。
訪問看護婦さんに連絡を取ったらすぐ見に来てくれた。
訪問看護婦さんが来るまでの間、お父さんの状態が再び悪くなって、
もしかしたら、このまま死んでしまうんじゃないかって本気で思った。
父の意識の薄れていくことがどういうことなのかっていうのを実感した。
看護婦さんが来てくれて、少しして意識がはっきりしてきたみたいで、
今は落ち着いてる。
だけど、深刻な状況には変わりないんだ。
看護婦さんが、モルヒネの量をもう少し増やしてみようかって。
痛みが続いて、苦しい状況が続く場合は、本人を眠らせるって言う方法もあるらしい。
だけど、そうすると体に負担が今以上にかかって、命を縮めてしまうかもしれないって。
今すぐにそういったことが必要かというとそうではないけれど、
そういう選択肢もあるらしい。
お母さんがどう考えてるのかまだ話してないから分からないけど、
眠らせるっていうのはなんだか複雑。
ここ1週間で、腹囲が10㌢くらい大きくなってるらしい。
これは腹水がたまっちゃってお腹が大きくなっているんだけど、
日に日に状態が目に見えて悪くなってる。
お父さんが死ぬっていうことが、だんだんと身近に感じられるようになってきて、
正直、私自身今が現実なのか夢なのかっていう感覚になっている。
明日は看護婦さんがくる日。
明日は一体どんな1日になるんだろう。