日々のおくら

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お久しぶりです。
だいぶ時間がたってしまいましたが、つらつらと書いてみます。

この病気になって、ずっと誰かに治して欲しいと思ってた。誰かに恋すれば、きっと何かが変わっていくと思っていた。

ずっと他力本願だった。


去年の6月、なんのヒントもくれないと決めつけて、病院に行くのをやめた。先生によくならない自分をみせたくなかった。

いかないと薬ももらえなくなるから、減らそうと思って、精神安定剤を飲むのをやめた。


だんだん薬がないのが当たり前になっていた。

増えていく体重、ついていかない心にイライラしていた。

だんだん、イライラするのがめんどくさくなってきた。

病気の、摂食障害の自分を考えるのがめんどくさくなってきた。

いつの間にか、考えて鬱ぎ込む時間が減っていた。



今年のはじめ、主治医の先生から留学に行くという年賀状が届いた。

約10カ月ぶりに病院に会いに行った。


先生は私を見て笑った。


私がこの10カ月、どんな風に変わったか、こんなとこがまだ病気かもしれない…でもそんなこと考えるのがめんどくさいんですってつたない言葉をならべていたのに、先生は「そっかそっか」と私の話をちゃんと聞いてくれた。


そしたら、すごく気持ちが楽になっていた。



他力本願じゃ治らない。でも病気の自分を責めていてはだめなんだ。病気の自分は、考えてみれば、私を保つ為に必要だったし、きっとまだ、ちょっと必要としているのだと気付いた。


今、私は体重も158センチ、43キロとなっている。でも、こんな私は嫌いじゃない。

ママと笑う時間が増えた。新しい趣味もはじめた、


去年の私とは違う自分がたくさんいた。





でも、どんな時の私も私だった。



こんな病気の自分は私じゃないって思ってたけど、そうじゃない。どんな時も私なんだって今は思える。




最後に先生はわたしに、

「留学が終わったら必ずここに戻ってきます。でも、君は次の診察を決めないでおこう。大丈夫。」

と言った。


涙が出た。



あ、私よくなってるんだ、って思えた。



こんな偉そうに書いてるけどまだまだ治したいところはたくさんあります。
でも、今はそのことより、目の前の出会いとか、出来事に悩んだり、笑ったりすることに熱中していきたいです。




次書くときは、また違う私がいますように。




今、私は元気です。