ストレスを溜めない働き方に、仕事にやりがいを持つことが挙げられます。病院で働く看護師の日常というのは、常に患者との関わりの連続であり、患者が心身ともに健康で穏やかな状態になっていくことが、看護師としての最もやりがいを感じられる瞬間ではないでしょうか。外来や入院をするために病院に来られる患者というのは、看護師から看護をしてもらうことで生きる活力をもらっています。看護師が一生懸命働く姿が自分のために成されていることなのだと感じた患者は、感謝を持って接してくれるようになります。
しかし患者の中には、看護師に対して暴言を吐いたりする方もいるでしょう。患者が入院生活を強いられているが故に、どうしても自由が利かない体で行動を制限されているストレス解消から、何かに八つ当たりをしたくなってしまうのです。それが繰り返されるとストレスを感じてしまう看護師も多いかと思います。しかし、その問題行動を起こす患者に対して、「どうしたらこの患者が救われるのだろう」と真摯に向き合うことで患者も心を開いてくれるようになるかもしれません。暴言を吐かれたりするとやる気をなくしてしまうこともあるかと思いますが、看護師の真摯な対応で患者は感謝の気持ちを持つようになり、時には「ありがとう」と言ってもらえることもあるのです。それは看護師のとって何事にも代え難いやりがいになっていくことでしょう。
看護師は、仕事上どうしてもストレスを溜め込みやすい職業です。ストレス解消することももちろん大切ですが、このように日頃から患者に向き合いやりがいを感じることでストレスを軽減することもできます。意識を変えて働くことでストレスをやりがいに変えていきましょう。

仕事を続けていると、心身ともに疲労が溜まってしまうことがあります。もし、疲労回復が遅かったり仕事へ行くことが憂うつに感じられたりして心身に悪影響が出たのであれば、ただちに対処すべきです。なぜなら、そのまま放置していると、深刻な疾患を招く恐れがあるからといえます。
特に、看護師という職業は、ストレスを上手に解消しなければ仕事に支障が出るものです。いつも笑顔で患者に接することができるよう、疲労回復やストレス解消は欠かせません。まずは、自分でストレスをチェックしましょう。厚生労働省がホームページに掲載しているチェックリストは、とても便利なのでおすすめです。とても簡単にストレスをチェックできます。また、周囲にストレスを抱えていると思われた場合のために、職場や家庭で実行できるチェックリストも掲載されています。ストレスチェックを行うと、疲労の蓄積度が判明するのです。重篤と思ったのであれば、ただちに対処しましょう。
看護師は注射や点滴などの医療行為を行うので、疲労やストレスを放置するのは危険です。もし休養が必要と判断された場合は、シフトを見直したり労働スタイルを改善したりして、疲労やストレスを緩和する必要があります。仕事だけではなく、家事の分量を減らすことも大切です。家族に協力を求めたり家電を有効に活用して、心身の負担を減らすことをおすすめします。休日に趣味を楽しむ方法も効果的です。
[ストレスチェックのヒント・・・あなたは大丈夫?ストレスチェックのススメ