のんびり気ままなイメージの猫。
意外と知られていませんが、一部の猫ちゃんは突然凶暴化することがあります。
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実はうちの猫も、1~2歳くらいの時に突然凶暴化し、
以来年に数回のペースで凶暴化するようになりました。
残念ながら、凶暴化させなくする、という解決には至っていませんが、
上手に付き合っていくための工夫をいくつか見つけてこられました。
そこで今回は、凶暴化する猫を飼う飼い主として、
参考になればと思い記事に起こすことにしました。
ちなみに我が家はオスの半年で去勢済みを一匹だけ、現在は完全室内飼育をしているので、
その経験に基づいて書いていきます。
獣医師ではありませんので、あくまで素人の文章です。ご了承ください。
まず、凶暴化する猫を飼っている飼い主は、非常に孤独です。
自分の可愛がっていたペットから攻撃や威嚇をされることは、本当に心が痛みます。
そのことだけでもつらいのに周りに相談しても、
「飼い猫なんでしょ?何で噛まれるの?」
「愛情が足りないんじゃないの?」
「しつけがなってないんじゃないの?」
ペットに理解のない人であれば
「保健所に連れていくしかないんじゃない?」
と言われたりなどして、なかなか理解されることは少ないなと経験上感じました。
こうした状況も相まって、飼い主の心はどんどん孤独になっていきやすいのです。
猫を飼っている人でも、自分の猫に問題がないと、ピンとこない方も多いと思います。
これが今回記事に起こそうと決めた一つの理由でもありますが、
猫を飼っていない人も、上記の言葉をかけることは極力避けてください。
あとにも書きますが、決して飼い主の愛情不足で凶暴化しているわけではないのです。
猫の狂暴化する原因ですが、私が調べた限りでは大きく下記に分けられます。
①環境の変化や遊び不足によるストレス
②まとわりついてきて踏んでしまったなど、不慮の加害による報復
③病気など体調不良
④過去のトラウマの想起
⑤攻撃対象(他の猫や捕食動物)などを捕獲できない鬱憤を晴らす
①に関して
環境の変化と言うのは季節の変化でも同じことが起こります。
「季節が変わるのよ」と猫に諭したところで分かってはくれません。
出かけ間際に限って凶暴化することもあります。
でも「用事があるのよ」と諭したところで分かってくれません。
実際にうちの猫も、春や秋の季節が変わっていく頃に凶暴化することが多いです。
遊び不足なども、捕まえることができないもの(光を追いかけるなど)は
ストレスになることが多いので十分気を付けてください。
②は自業自得、とお思いになるかもしれませんが、
人間同士だって共同生活を送っていれば肩や肘がぶつかってしまうときもありますよね。
人は謝れば意思疎通が図れますが、猫はそうもいきません。。
③こればかりは動物病院に行かなければわかりませんが、
状況を説明し、必要な検査や治療を受けてください。
凶暴化した場合はキャリーに入れるのも大変かと思いますので、
状況次第ですが2~3日様子を見て落ち着いた頃に連れて行ったほうがいいと思います。
④これは特に一度凶暴化した時の記憶が関係していると思われます。
これは憶測でしかないのですが、
うちの猫は以前は外で遊んでいることも多かったのですが、
(実家で家族が飼育に非協力的だったため、家から出さないよう頼んでも出してしまった)
恐らくその時に他の猫とひと悶着あったのだと思います。
以来、猫の鳴き声に似ているためか、女性の電話越しの声が異常に苦手です。
なので私は自宅でほとんど電話はしません。
⑤はベランダやあけた窓などを覗いているときに時々起ります。
猫は元来縄張りののパトロールをする習性があるので本能で外を見たりしますし、
つい窓の外を覗かせてやりたいという飼い主心もよくわかりますが、
見なきゃ見ないで穏やかに暮らしてくれるので、
ここは心を鬼にして外の世界とはシャットアウトしてあげてください。
ググった限りで分類をすると、①~④は防御性攻撃、
⑤は転換性攻撃、というものに分類されます。
防御性攻撃は、猫が普通に生きていて当たり前に行う正常な攻撃とされています。
当然飼い主にできる余地もありますが、
決して愛情不足だけで攻撃を受けているわけではないことがご理解いただければと思います。
いずれの場合でも真っ先に着手していただきたいのが「原因の排除」です。
転換性攻撃の場合であれば、他の猫のにおいや捕食動物を感知できる環境
(先ほども書きましたが、窓の外を覗かせるなど)
を排除し、落ち着いた環境を整えてあげてください。
防御性攻撃の場合も、猫がストレスになることはそれぞれで違いますので、
よく見極めたうえで排除を行ってください。
とはいえ、完全に排除しきれないものもあります。
先ほども書きましたが、環境変化のストレスは季節の変化でも同じことが言えます。
ですが四季のある日本に住む私たちに季節を排除する術は当然ありません。
先の例から言えば、仕事に出かけることも、電話をすることもありますし、
排除すれば日常生活に支障が出ることもあります。
そこで、私が行っている対応策についていくつか書いておきます。
①凶暴化したら目を合わせないこと
ついつい人を基準にして「視線で心情に訴えかける」ということをしてしまいがちですが、
猫にとって目をじっと見つめられるのは「攻撃対象」という意味です。
猫があんまり目を合わせてくれないのはこのためで、争いを避けたいからです。
凶暴化し興奮状態になっているときは特に敏感に察知しますので、
目を合わせない、もしくは、目が合ってもゆっくりとまばたきをすることで、
猫に対し争う意思がないことを表明できます。
②ハンディクリーナーを用意する
うちの猫の場合ですが、掃除機やドライヤーの音がとても苦手です。
ですが、仮に猫が凶暴化していない時でも日常的に使いますよね。
ここがポイントです。
日常的にハンディクリーナーをかけていれば、掃除機=仕方がない、と思っていますし、
それが決して自分に向けられているわけではないことも理解しているので、
その間は我慢して避けていればいい、という風に覚えているはずです。
猫スプレーなども売られていますが、それだと飼い主との信頼関係にひびが入りやすいので、
個人的にはあまりお勧めできません。
猫が興奮して凶暴状態になると、微動でもすると猫が反応して威嚇攻撃してきてしまうので、
日常生活を取り戻すための手段です。あくまでも矛ではなく盾として使うことができます。
③ルームブーツを用意する
猫は一度興奮状態になると、2~3日は不安定な状況が続きます。
(恐らく脳内物質のせいだと思いますが専門ではないので割愛させていただきます)
その間で最も噛まれやすいのは膝から下、腕や手です。
猫が興奮しているときは甘噛みではないため簡単に布を突き破ってしまうので、
安物でいいので革製品のヒールのないブーツを室内履きとして用意するととても重宝します。
「噛まれて怪我したらどうしよう」と思う飼い主の心は非常に苦しいものです。
その心の緩和、QOLを下げないための措置として活用してください。
④猫によるけがは必ず病院へ
猫によって噛まれたりひっかかれた場合は、たとえ室内飼いの場合でも必ず病院に行ってください。
化膿止め抗生物質などを処方してもらえ、そのほうが早くきれいに治りますし、
猫ひっかき病などの早期治療にもつながります。
また、慢性化して凶暴化する場合は念のため破傷風の予防接種もおすすめです。
筋肉注射で3回ほど(二回目は3~4週間後、三回目は6~8か月後)の接種が必要ですが、
費用は保険適応で一回300円ほどです。
上記が私が行っている「上手く凶暴化と付き合っていく」方法です。
もちろん原因列挙の際に書き出した「原因の排除」は極力行っています。
また、興奮した時には構わずにそっとしてやるほうがいいと思います。
きちんと自分で気持ちの切り替えができます。猫を信じてあげてください。
今回のところはひとまずこの辺で。
また何かあれば随時投稿しようと思っています。
最後に、これから動物を飼われる方へ。
猫に限らず犬も突然凶暴化することがあると聞きます。
こればかりは、飼ってみなければわからないことです。
どんな子とご縁があっても、最後までとことん付き合って面倒を見る覚悟を持ってください。
こんな私でも、猫との暮らしは、とっても楽しいものですよ。
